「のどかさ」 の中にある大きな謎

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この画像の中に、驚きと果てしない謎が存在しています。

昨日、昭和記念公園のいつもの桜の木の下のベンチに座って、

ぼーっとしていました。

 

木の上に広がる果てしない空の大きさと青さ。

それを見上げていたとき、何やら白く光るものがありました。

桜の木のはるかに高い枝のあたりに、

光の加減で、ちらちらと見えたのは白い糸です。

 

目を凝らすと、この写真のほぼまん中に、小さな点のようなものが見えます。

こんな高いところに、こんな広い枝の間隔のあるところに、

クモの巣が張られていました。

 

そもそも、なんでクモは地上から何メートルもある枝に上がってのでしょうか?

風で飛ばされて、藁にも縋る思い出つかんだのが、その枝だったのでしょうか?

いずれにせよ、クモはそこにいました。

 

たぶん、糸を垂らして下に向かって降りて行ったのでしょう。

下の枝に着く前に、強い風が吹いて、大きく流され、舞い上げられ、

着いた先は、2‐3m先の隣の木の枝だったのでしょう。

一本の長い糸が木の枝につながりました。

糸をたどって戻っても、そこから先どうしたのが摩訶不思議です。

よほど強い風が吹かないかぎり、上の枝に行くことはできません。

巣をつくるには、最低でもあと一本、その一本目の意図を起点に、

離れた木の枝同士をつながないとできません。

 

どうしたらこんな広い上空にクモの巣をつくることができたのか、

私には想像できません。

 

それでも、巣はそこにありました。

網の目のようないわゆるクモの巣自体は、そんなに大きくはありません。

けっこう風が吹いていて、大きく揺れています。

風で切れることはないのでしょうか?

 

私が観ているかぎり、そんな上空を通り過ぎた虫はいません。

クモは、お腹は減っていないのでしょうか?

それでも、クモはずっとそこにいました。

 

クモは、夜もそこで眠るのでしょうか?

 

世の中には、多くの謎があります。

  • 壮大な宇宙やブラックホールの謎
  • コロナウイルス感染の謎
  • 祈りは通じる、夢はかなうという謎
  • ……

それらにもまして、たかがクモの巣、されどクモの巣、

壮大な謎が目の前にありました。

 

いやあスゴイ!

 

「のどかさ」のなかのクモの巣

  • のんびりの中にあった
  • どっきりは
  • かんげき(感激)するくらい
  • さっそう(颯爽)とそこに存在した

のでした。