ライフワーク_子どもにとっての夢とは何か?

「学校ドリームマップ」

これは私のライフワークの一つだと思っています。

一学期はあまり多くなく、二学期・三学期に多くの学校が、

ドリームマップ(ドリマ)授業を実施しています。

そこには、私たちドリマ先生が出向いて、

6時間丸ごと授業をすることになっています。

 

その二学期が始まり、ドリマ授業が目白押しになっています。

私は、ドリマを含めライフワークになりうようなものを

いろいろやっていきたいと思っていたので、

正従としての仕事はせず、パートで学童保育に行っています。

この学童保育も、今では、メインのライフワークだと思っています。

 

先日9月20日も、ドリマ授業@町田市の中学校でサブを務めました。

二学期は、ドリマ授業は目白押しですが、ドリマ先生が十分いないため、

自転車操業的になっています。

本当は、もっともっと採用する学校が多くなってほしいのですが、

今の状態では、これ以上増やせないのが実情だと思います。

学童保育も人手が足りず、私がフル稼働状態なので、

お休みするのは忍びないながら、

二学期に実施が決まっているところ、ほぼすべてに現在手を挙げています。

 

振り返ってみると、

2017年9月にドリマ先生の認定を受けて、11月にオブザーバー参加。

2018年初頭から、積極的に参加し始め、

2018年10月にメインデビュー。

数えてみると、オブザーバーを除き、

2018年に10回、2019年の今日までにすでに10回参加し、

合計で20回、訪問した学校は、

東京・埼玉・神奈川の17校となっています。

実施したドリマ授業は、小学校12回、中学校8回。

最近はメインが多くなったので、メイン8回、サブ12回です。

 

今回の、町田市の中学校でも、大きな気づきがありました。

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 今回初めて経験したのは、

スポーツ選手や職業的なものを夢にした子が半分くらいだったことです。

保育士はいたけど、パン屋さんもパテシエもいないのです。

ほぼ半分の子たちは、楽しく過ごす、笑顔で過ごす的な夢を書いていました。

それを見たとき、何をしたいのか、どうしたいのかわからないので、

そうなっているのかとちょっと心配もありました。

廊下には、親その他にインタビューしたり、自分でさらに調べたりして、

なりたい職業が、

すごく詳しく具体的に書かれたレポートが貼られていたので、

このギャップは何だろうとも思いました。

 

しかし、発表のためのスピーチシートの作成のとき、

「楽しい生活」の夢も子も含めて、

みんながペンが止まることなくしっかり書いているのを見ました。

発表を聞いても、そう思うようになったきっかけや、

一番伝えたいこと、そのためにすることが、しっかりしていました。

そこで思うのは、自分の子ども時代を考えても、

中学校1年で職業を考える・イメージするのは難しいということです。

特に、職業がなくなり、新しく生まれている変化の今の時代には、

職業的なものに縛られない方が良いのかもしれないと感じました。

人の役に立ちたい、人を笑顔にしたい、

そのためには自分も笑顔でいることが大事、

そんなことばを聞いていると、

それはとってもステキな夢なんだと思えるようになったのです。

 

夢とは何か?

 

将来何をしたいかというより、どうありたいのか、

夢とは自分の軸、大切にしたいことなのかもしれないと、

その時思いました。

それを見つけて、再確認して、ドリマを描くことで、

その子のなかに信じるものが芽生える。

ほかの人の夢を知ること、自分で作りながら気づくことで、

将来への夢の種ができる。

そういうのが、本来のドリマ授業なのだろうとも思えた時間でした。

 

ほとんど手がかからず、みんながスイスイ作成していた今回、

ついつい、行きがちな、

なんとかそれなりのものに仕上げてもらいたいということより、

子どもたちの表情・動作や発言に目が向いて、

サブとして、新たな気づきが得られた一日でした。

 

明日の24日は、西東京市の小学校でメインをやります。

さらにドリマ授業は続きます。