芳村思風さんの言葉です。
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あなたの考え方は偏見です!
偏見は間違っているということではなく、
正しいけれど偏っているということ。
人間の考えは、どんな立派な人の考えも偏見である。
肉体のある方向からしか物事は見えないから。
理性的に考えると、「心理はひとつ」と考える。
正解はひとつで、あとは間違いと考える。
どちらの考えが正しいか決着をつけようとして対立する。
自分の考えは不完全であると自覚すること。
考え方の違いを許し受け入れること。
偏見はなくさなくてもいい。
偏見をなくす努力をした人は、自分の考えには偏見はないと考える。
自分の考えと違うときは、「相手の考えは偏見だ」と考えて、
自分の偏見のない考えで、相手の偏見のある考えを修正し、
正しい考えに、あらためさせようとして、説得しようとする。
人間が現実を正しくとらえるためには、
自分の考えと、相手の考えと、第三者の考えを統合して判断する必要がある。
生きた現実を把握するためには、この3つの立場を統合する。
これが、「3人寄れば文殊の知恵」の新しい解釈。
自分一人で問題を乗り越えなくてもいい。
あと2人の人間の力を借りてもいい、助けてもらってもいい。
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人はみんな偏見をもっているし、それでいいということです。
しかし、自分の意見は偏見であることを知っている、
ほかの人も偏見を持っていることに気づいている、
だからそこ、その偏見を尊重し、統合しようとしている、
これが大人だということですね。
その意味では、いま世の中で、戦争をしている人たちは、
大人ではないということになります。
芳村思風さんのいう偏見を知る大人は、どうしたら育てられるのでしょう。
大人になるということは「自立」できているということです。
その「自立」については、過去何度も書いてきました。
そのうちの一つがこれです。
【味わいことばノート】 87 & 88 自立 - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)
「自立」とは、すべて自分でできるということではないんです。
人に頼ることができてはじめて「自立」なんです。
教育の中に「自立心」を育てることに重きを置いているのがオランダです。
その「自立心」とはなんでしょう?
『世界一子どもが幸せな国に学ぶ 愛を持って見守る子育て』
(リヒテルズ直子著 カンゼン)には、
オランダの「自立心」の考え方が書かれています。
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自分でできることは自分でやる。
できないことは、誰かが気づいてくれるのを待っているのではなく、
自分のほうから進んで「お願い」と言えること。
また、誰か困っている人がいたら、
人に言われなくても自然にずっと手を差し伸べること。
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そういうことなんですね。
そのように育まれているからこそ、幸せを感じられることになります。
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
手元にあった写真を適当に貼っています。