今日は、矢川プラスでの「きりがみ&きりくずアート」の日でした。
昨年5月以来毎回、ここでは楽しい時間を過ごしていますが、
今日は、新たな嬉しさがこみ上げてくるステキな時間となりました。
写真は、そんな時間のあとの笑顔です。
手にしているのは、柄のあるおりがみのきりくずですが、
参加した女の子が、これきれいだね、ひとつ身につけると3歳若返ると言って、
やまねーさんに渡したものです。
この写真は、6歳若返ったSolです。
昨日までの10日間は、家族だけとの日々でしたが、
今日は久しぶりに市民活動をともにする仲間と会えました。
みんなの協力で、この「きりがみアート」のワークが成り立っています。
この写真の撮影者のi-ze(いーぜ)代表のやまねーさんです。
13:30に、こんな感じで準備ができました。
みんなにお手伝いいただいても、30分では完了できないくらいでした。
けっこう大変なんです。
12月は、準備ができる前から、参加したいという人がいました。
しかし、今回、開始の13:30を10分過ぎても、誰も来ません。
冬休み最後の日で、寒いという天気予報もあったせいか、
いつもの土日より、矢川プラスに集う人たちの人数が少ない感じでした。
ひょっとして誰も来ないのかもと心配な気持ちが出ていたとき、
おじいちゃんと一緒だった女の子が、やりたいと言って入ってきたのです。
おかげで、そのあとは盛況になりました。
追加で一つ机を出したくらいでした。
おじいちゃんと一緒の最初の女の子、なんと、2時間も頑張りました。
素材を持ってきても、貼らないんです。
自分で折り紙をはさみで切ったり、重ね合わせたりします。
そして、辰のプリントを切り始めて、丁寧に切り取りました。
さらに、プロッキーペンで、丁寧に色塗りしました。
さらにさらに、切り取った後の紙に、色塗りした辰を重ねて貼ったのです。
自分でお花のようなものを切った残りのきりくずも、
裏に貼って、切り抜いた部分に名前を書きました。
素晴らしいとしか言いようがありません。
年齢は聞かなかったのですが、年長か小1くらいの子です。
この年齢で、「きりくずアート」の意味を理解しているなんて感動です。
続いて参加したのは、お母さんと兄(6歳)と妹でした。
昨年もハロウィーンのときと、もう一度参加していて、
お母さんから楽しみにしていると言われました。
2月のも来てくれるようです。
ありがたいですし、うれしいですね。
お兄ちゃんは、今日参加した人の中で唯一の男の子でした。
あっという間に、自分で描いたり、切ったりしたものを貼っていきました。
字も書きました。
それは、何だったのか忘れてしまったのですが、
あるお話(おむすびころりん?)のストーリーを紙の上に表したものでした。
こういう場面に遭遇すると、ほんとうにやって良かったなと思えますね。
とても残念だったのは、この子たちは一番早く終わって、
なぜ気づかなかったのか不思議ですが、
私がほかの子たちの対応をしていたときに帰ってしまったのです。
男の子の作品の写真は、やまねーさんが撮ってくれていましたが、
けっこうたくさん貼っていた女の子の作品の写真がありません。
この子も、辰のプリントに色を塗って切っていました。
今日の午前中家を出る少し前に、何か足りない気がして、
辰の塗り絵のプリントと、そのまま貼ってもらってもいいように、
おまけの辰の新年のご挨拶のプリントを用意してきました。
これは、大正解でした。
13人中8人が使い、一人が参考にしていました。
逆に、これがなかったらどうなったんだろうと思うと、
本当によかったなと思います。
次に、お父さんと一緒に来た女の子も、以前に参加してくれた子でした。
お父さんにカレンダーを作ってあげたのでした。
今回は、カレンダーではありませんが、
いっぱい貼ってとってもカラフルになりました。
次は、お父さんと一緒に来た初参加の女の子です。
お父さんは、ほとんどじゃべらないのに、
すごくよくしゃべる、利発な女の子でした。
彼女には、イメージがありました。
ブルー系が好きなのかと思いきや、冬で寒いからという理由で、
寒色系の色を選んでいました。
お花が好き、チョウチョが好きと言っていました。
それもみんな青系の色でした。
完成と言ったので、写真を撮ったのですが、
最初は付き添ってただけのお父さんが作り始めて、
なかなか終わりそうになかったので、そのあとは、
辰のプリントを切って塗ったり、裏に貼ったりして楽しんでいました。
柄のあるおりがみをきれいだと言って若返りすといったのは、この子です。
なんともクリエイティブな子でした。
絵も上手で、観察力もあり、こんなことしたらどうなるだろうという、
好奇心旺盛で、自分でやってみる子でした。
この子は、やまねーさん曰く、お父さんに、
「お父さんもやって」と言ったそうです。
その寡黙なお父さんが、凄かったのでした。
おちゃらけの辰のプリンとを見て描いたのは、見事な辰の絵でした。
始めたら、娘にはお構いなし、黙々と作りました。
見事な辰のはりえになりました。
小学校5年生の女の子が二人入ってきました。
たまたま通りがかって、中を見に来て、やることにしました。
外で遊んでいる子たちに声掛けに行ってくれた
やまねーさんのおかげかもしれません。
その子たちは、それぞれ辰のプリンとを選びました。
一人は、半分に切って貼りました。
そういう手があるのか! 斬新で感動的です。
もうひとりの子は、色付きの辰を裏返しにしました。
これも、やるなあ~!という感覚です。
出来上がりは、年賀状風でとってもステキでした。
この子たちも、16時半の最後までいました。
1時間半くらいはいたと思います。
これを見て思いました。
私が作る作品は、サンプルとして、とっても大事だということと、
作ったからには、同じようなものができるように、
必要なものを準備することが大事なんだと感じました。
私が楽しいと思うことは、きっとほかの人にも楽しいんです。
そして、あと3席しかないときに団体がやってきました。
おばあちゃん、娘二人と、孫が3人の3世帯の家族です。
机を出して席を追加しました。
おばあちゃんに当たる人が、お仕事の関係で、
矢川プラスには何度も来ているということでした。
家族では始めてきたそうです。
参加は大人二人と、中学生1人、小学生1人と最年少は3歳の女の子です。
その子のお母さんは、その子の横で、せっせと辰の「はりえ」ならぬ、
ちぎりえをつくっていました。
2人のお母さんと中学生1人は、おりがみをちぎって貼っていました。
おばあちゃんは、ひたすら、パンチしたものを貼っていました。
ほほえましいですね。
この家族も、とっても長いことやっていました。
大人たちも、ほとんどしゃべらず、
ひたすらきりがみアート+αに集中していました。
上述のお父さん然り、この一家のおとな3人も然り、
おとなも虜にする「きりがみアート」だな、と感じた時間でした。
今回の学びは、こだわりを外すということです。
きりくずを大事にしたいという想いは強いのですが、
それを、子どもに押しつけてはダメ。
おりがみを出して、きりくずではなく、
新品のおりがみでパンチするのもOKとしました。
ハサミが必要な人には、ハサミを渡しました。
12月から、プロッキーペンを用意しています。
そして、辰のプリンとも用意しました。
きりがみとは違うものも用意する必要があるということです。
描きたい人は描き、塗りたい人とは塗り、パンチしたい人はパンチし、
切りたい人は切り、ちぎりたい人はちぎり、
そんな自由度が大事なんだと思いました。
今回の参加は、大人が3人、子どもが10人、合計13人と、
それほど多くはなかったのですが、一人一人の使う時間が、
とっても長く、閑散とする時間はありませんでした。
これもまたありです。
次回は、席を8から10に増やそうと思っています。
大人が本当に楽しんでくれたり、はじめて中学生が参加してくれたり、
はじめて小学高学年生が参加してくれたり、今回は初物満載でした。
参加した全員が集中して、長い時間熱心につくっていました。
それイコール、楽しい時間だったということです。
今日はもう一つ、高齢者施設の人が、車椅子の利用者を押し、
歩いている高齢者の人も見学して行かれました。
歩いている方は、毎日のように矢川プラスに来ているようで、
すごく関心を示されていました。
2月4日のチラシを渡すと、来ますと言って帰っていかれました。
来月も楽しみです!