特に何の予定もない週末。
お天気も良くない予報が出ていたので、家でゆっくりしたいと思っていた。
朝、ちこちゃんに叱られるで、
「ドンヨリ天気の日にゆううつになるのはなぜ?」
というのをやっていた。
雨の日にリスクを冒して狩りをしていると生き残れない。
雨の日には、休息するという遺伝子が人間には組み込まれている。
しかし、産業革命以来、人々は働き者になってしまった。
雨の日は、体が休憩モードになっているのに、
仕事をせねばと無理やりやる気を起こそうとするから、ゆううつになる。
自分が感じるこの「虚しさ」も、ゆっくりする雨の休日に、
何らかの成果を求めるからなのだろうか?
静岡や神奈川では、電車も新幹線も止まるくらいの状況になっているのに、
この辺りは大したことはなく、午前中には雨はやんでいた。
趣味的なことは明日にするとして、
今日はドリマ授業の準備と「ここいまタウン」(夢)を考えることにした。
今度の金曜日にあるドリマ授業は、
すでに2週間前にやって要領がわかったので、だいぶ気が楽だ。
ただ、全国統一のスクリプト通りにやるという大方針があるので、
ちょっとここは?と思ってもやらないといけない。
そこにもある種の虚しさがある。
今度はこれを試してみようとか、
この言い方にすれば、子どもたちにはもっと理解しやすくのではないか、
とか考える楽しみやワクワク感がほとんどないのである。
「ここいまタウン」をつくろう!に書いてきたことを一通り読み返してみた。
ゴールの形は見えている。
しかし、悲しいかな、このレベルでとどまっていたんだなというのが、
やってみて出てきた感覚だった。
だからと言って、先日のブログで決意した、
夢に向かっていく主体的な行動のアイデアが出るわけでもない。
なので、気晴らしと言ってはいけないが、都議選の期日前投票に行ってみた。
昭島駅の北側と南側で、3人の候補者のうちの二人が気勢を上げていた。
小池百合子知事は、録音の音声で、
病気療養のお詫びと候補者の応援メッセージを発していた。
それにしても、盛り上がらない都議会選挙である。
この選挙区は候補者が3人(自民党、都民ファースト、共産党)なので、
消去法でいけば自ずと一人に絞られてしまう。
オリンピックも、まったく盛り上がらない。
本当にやるんだろうか、できるんだろうかという体たらくだ。
ワクチン接種も足踏み状態。
元気なのは、相変わらず新型コロナウイルスだけ。
それも進化しながら、不気味に、かつ急速に広がっている。
幸いにも雨は上がり、しばらく降りそうもない。
そんな時には、私には「お散歩」があるということで、
当てもなく近くを手ぶらで歩いてみた。
ただひたすら歩いて帰ると、約5,500歩の歩数を歩いたことになっていた。
特に何かが起こったわけではない。
ゆっくり動く休息の時間であった。
帰ってからは、さほど長くはないけど、本をゆっくり読んでみた。
「蜜蜂」マヤ・ルンデ著という重たい本で、
出だしのストーリーは、なんとなく「虚しい」。
しかし、ゆっくり読書するのは、また休息の時間でもあった。
こうして、何かしらの「虚しさ」が薄らいでいったので、
こうして独り言を書いている。
これでほぼ「虚しさ」はどこかへ行ってしまった。