お金がすべて?

いまの世の中、特別に原始的な生活をしないかぎり、

「お金がないと生きられない」という

いかんともしがたい現実が存在している。

今回の新型コロナウィルスの蔓延は、それを浮き彫りにしている。

このまま経済活動の閉鎖が続けば、自殺者が増えるという。

 

お金に支配された社会、それが現実だし、私もその一人。

ただ、ラッキーなのは、すでに定年退職し、

わずかながらの蓄えもあるおかげで、

閉塞感の真っただ中にあるという感覚を持ち得ていない。

その境遇に感謝します。ありがとう。

 

動物って、人生のほとんどを食べることに費やしているように見える。

動物と生活をともにした経験がないので、あくまでも感覚だけだが、

草食動物は、年がら年中食べている感じだし、

食べているか寝ているか以外に何かしてるかな?

って思ってしまう。

肉食動物も、獲物を獲得するまでは、

ずっとそのことで頭がいっぱいなんだろうなって思えてしまう。

 

基本的には、人間も同じ。

いまは、食べるためにお金が必要なのである。

人間がみんな、第一次産業と

生活に必要なものをつくる第二次産業の人たちであれば、

それなりに生活ができるし、かつてはそうだった。

それが今できるかと言えば、できないだろうと思う。

文明が発展し過ぎて、人口が増え過ぎたので土地が足らないはず。

これは単なる思い込みにすぎず、

やればできることかもしれないが、昔にそのままは戻れない。

もっと前向きに考える必要がある。

 

人はなぜ、お金を必要とするのか?

 

お金持ちになって、名声を挙げ、権威を得て、....

と思っている人たち以外は、日々食べていけて、

将来に不安がなく安心して

人生を送ることができればよいのではないか。

昔は、人はいまその時を生きていて、

将来の不安ということ自体が現代病なのかもしれないけど。

 

幸せを外に求めると、逆に不幸になる。

幸せは、それぞれの内面にあるものだから、

一人ひとりが小さな幸せを感じることができれば

それでよいのではないか。

 

それだと、向上心もなく、発展もない?

 

向上心が生まれないというのは、本当だろうか?

発展? また同じことを繰り返すのか?

 

こんなことを考えていると、それなりの言葉に出会う。

 

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この本からの引用。

 

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この世に生を受けた目的とは、

「いかに喜ばれる存在になるか」

ということです。

そして、喜ばれる存在になるために

「頼まれごとを淡々とこなす」こと。

それが人生のすべてなのです。

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頼まれごとを淡々とこなすことで、

衣食住が満たされる社会、

それはきっと将来できていくのではないだろうか。

そんなコミュニティがたくさんできてくる。

そこで、私も、頼まれごとを淡々とこなしてるんだよね。