未来に起こったステキなこと 11~20

 

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ソーシャル・ディスタンス?

 

 

<未来に起こったステキなこと> 11

 

生まれ出る小さな小さな命を慈しみ、
その子の明るいステキな未来を、
みんなが想像できる、
「小さな幸せ」が
あふれた時代になっています。
 
感謝します! ありがとう!
 
 
「小さな幸せ」は、菫の花言葉。

【Solの徒然詩集】〈10〉小さな幸せ - 菫が生まれて No.2 ー - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』

 

 

<未来に起こったステキなこと> 12


人には長所もあれば、短所もあります。
短所だけの人間なんて一人もいません。
一見、短所ばかりに見えても、
その裏には、必ず長所があります。
 
昔、「のろま」という言葉がありました。
世の中に「のろま」な人間など一人もいなかったのに。
誰かが身勝手な偏見で、
見下した言葉をつくったのです。
 
その人は「のろま」なんかじゃありません。
その人は、慎重な人、丁寧にやる人、
自分のペースを知っている人、
コツコツしっかりやることのできる人。
 
いまでは、みんながそのことを知っています。
 
感謝します! ありがとう!

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<未来に起こったステキなこと> 13
 
人間の未来は、必ずしもバラ色ではありません。
逆に、長所もあれば短所もあり、
感情もある人間ですから、
人間社会がバラ色だったらおかしいでしょう。
 
だから、いまも、つらいことも悲しいこともあり、
時には争いごとも起きています。
 
しかし、昔と違っていまは、
人びとは素直になり、感謝を知っています。
だから、何が起こっても、
みんなが謝りを素直に認め、
感謝の気持ちで支えあって生きていけるのです。
 
それはね、この本『たいせつなこと』にある
「たいせつなこと」を
みんながたいせつにしているからです。
 
とくに、最後のページの
「あなたにとってたいせつなのは 
あなたがあなたであること」を。
 
感謝します! ありがとう!

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 <未来に起こったステキなこと> 14
 
人びとの自主的な移住によって、
大都会の人口集中が緩和し、
地方が活性化する一方、大都市周辺には、
一時期空き家が目立っていました。
 
そなとき、人びとは知恵を出し合い、
住みやすい街づくりを始めたのです。
その結果、住み心地よい住宅が建てられるようになり、
緑も増えました。
 
都市整備が進む中、大きな公園もできました。
そこには、森のように多くの木々に囲まれた広場もあり、
人びとは、日中だけでなく、
夜にもそこに集うようになりました。
見上げると、そこには満天の星空があるのです。
 
ビートたけしこと北野武さんの絵本
『ほしのはなし』はステキな絵本でした。
読みながら広げていくと、
そこに満天の星空が広がっていくように
感じられるのです。
 
そのなかで、夏休みに久しぶりに田舎にやってきた孫に、
おじいちゃんが語りかけています。
「おまえたちは ちきゅうに 
ただいきているんじゃない 
だれしもが じぶんのほしをもっているように 
いつも うちゅうと つながっているんだ 
たくさんのひとたちが ほしになって 
おまえをみているんだよ」
 
いまは、田舎にわざわざ行かなくても、
住んでいる近くでもこんなにきれいな星空が
見えるようになっています。
 
感謝します! ありがとう!

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<未来に起こったステキなこと> 15
 
『さかさま』という興味深い絵本があります。
学童保育で読んだときも、
子どもたちの反応がいちばん大きかった絵本です。
ちょっと長いけど、絵もきれいで魅力的なので、
しっかり見て、聴いていました。
後から、何度か読んでと催促もされました。
それは、こんなお話です。
 
隣(上下)合わせに、
火の星と水の星がありました。
それぞれの星の人たちは、
自分たちが信じる正しいことをして、
幸せに暮らしていました。
 
しかし、自分たちの楽しいことを
どんどんやっていくと、
それぞれに影響を及ぼし始めました。
自分たちが楽しいことは、
相手にとって嫌なことでした。
だから、相手が頑張れば、
負けるまいともっと頑張るのでした。
 
嫌悪感が対抗意識を生み、
それが敵対意識に変わりました。
相手は、
「自分たちの楽しく正しい生活を脅かす存在」
に見えたのです。
ついに堪忍袋の緒が切れて戦争が始まり、
結果として、双方ともに、
死に絶えるまでに荒廃してしまいました。
 
最後に、
「なにがいけなかったのでしょうか?」
という問いがあり、
相手のものがたりを読むことになっています。
 
そこには、対話というものがありませんでした。
お互いを知らず、知ろうともせず、
自分たちの価値感や正義感で
相手のことを決めつけていました。
 
20世紀から21世紀初頭にかけて、
世界はまさにそのような状況にありました。
しかし、ある重大な出来事のおかげで、
人びとは寸前で、
「このままではいけない」
と気がつきました。
そして、人びとは対話を始めました、
お互いを理解し、違いを認め合い、
本当に大切なものを失わないために、
力を合わせたのです。
 
そのおかげで、今があります。
それは、
『さかさま』の最後のページにあるような姿です。
 
感謝します! ありがとう!

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<未来に起こったステキなこと> 16
 
新型コロナウィルスによる休校で、
子どもたちは何カ月も学校へ
行けない時期がありました。
 
その時多くの人が気づいたのです。
勉強は学校でなければできないわけではなくて、
デジタルコンテンツと視聴できる環境があれば、
いつでもどこでも学習できることを。
 
そのことによって、学校とは何かが、
改めて考えられるようになりました。
多くの人が知恵を絞って、
学校の形を大きく変えていったのです。
 
いまでは、
教科を教えるという意味での教師はいなくなり、
子どもたちは、
自分のペースで学習できるようになりました。
わからないことがあれば、いったん止めて、
伴走者である先生に質問できます。
 
クラス全員への一斉授業では、
子どもたちの理解度が違っていても、
カリキュラムに基づいて、
進めていかなければなりませんでした。
 
しかし、いまは違います。
一人ひとりに合ったやり方で、
ほかの子との比較ではなく、
自分の成長を体感できる学習形態になりました。
 
そのような状況では、学年制は意味を持たなくなり、
イエナプランのような形態や、
さまざまな新しいクラスのあり方が考案され、
実施されています。
 
おかげで、子どもたちの自主性が育まれ、
学校は、多様な子どもたちが、
イキイキ過ごすことのできる場となっています。
 
感謝します! ありがとう!

 

 

<未来に起こったステキなこと> 17
 
すでに、ネット上で、
フェイクニュースや心ない誹謗中傷という
おぞましい行為をする人はいなくなりました。
 
また、人びとは、情報の洪水からも解放されました。
 
さらに、人びとが、
ネットの情報を鵜呑みにすることなく、
自分で考え、確認しながら
行動することができるようになっています。
 
人にやさしいサポートシステムが、
確かなセキュリティに守られて動き始めたおかげです。
 
それだけではなく、人びとが、
人と人との対話の大切さに気付いたからでもあります。
 
その結果、ネットが有効活用され、
ひとりひとりが、
その人にほんとうに必要な情報に簡単にアクセスでき、
より快適に生活でるようになりました。
 
感謝します! ありがとう!

 

 

<未来に起こったステキなこと> 18
 
かつて、世の中には、モノがあふれていました。
あふれたモノが大量に捨てられている現実の陰には、
物質的発展の恩恵に与れない人たちが、
たくさんたくさんいたのです。
 
行き過ぎた資本主義は「経済格差」や
「貧困」や「貧しい心」を生みだし、
行き過ぎた民主主義によって
「利己主義」やさまざまな「差別」が蔓延し、
世の中はすさんでいきました。
 
しかし、人びとは厳しい試練の中で、
「感謝すること」を思い出しました。
新型コロナウィルスに、
当たり前のことなど何もないことを教えられたのです。
 
だから、いまの社会は、
人びとが貢献し合うことで成り立っています。
その結果、「経済格差」、
さまざまな「差別」などの言葉は死語となりました。
 
感謝します! ありがとう!

 

 

<未来に起こったステキなこと> 19
 
令和が始まるまでの時代、
日本のみならず、世界中の人たちが、
いわば生き急いでいました。
 
それが限界に近付いていると思えた頃、
新型コロナウィルスのパンデミックが起こりました。
その試練を経て、
人びとの価値感は波を打つように変わってきました。
 
価値観が変わると言葉が変わるというより、
人びとの口から発せられる言葉が変わってくると、
世の中で大切にされる価値観も、
その言葉どおりになっていたのです。
 
今からすれば、こんな言葉の踊っていた時代に、
よく生きていたよなと思えるほどです。
 
感謝します! ありがとう!
 
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「価値観が変われば言葉が変わる。
言葉が変われば価値観が変わる。」
は、これを書いていて出てきた言葉ですが、
写真の価値観の言葉は、
どなたかのものをいただきました。
今日ゆっくり紙類を整理していたら、
ある本から撮ったコピーが出てきて、
そのなかから、
いくつかの組み合わせをいただきました。
それが何の本だったかはわかりません。

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<未来に起こったステキなこと> 20
 
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医学が病気よりも治癒のほうに注意を向け、
人間の自然治癒力を信じる医師たちが、
治療よりも予防を重視しているような
未来社会をイメージしてほしい。
 
そのような社会になったら、救命救急施設を除いて、
病院は治療の場ではなく、
どちらかといえば温泉療養地に似たものになるだろう。
患者はそこで健康的な生活の原理を学び、
それを身につけることができる。
 
からだにいい食事とはなにかを学び、
そのつくりかたを覚える。
身体の要求を満たし、からだに注意を払う方法を学び、
治癒を促すようなこころの使い方を学ぶ。
そして、
人びとの医療の専門家への依存はだんだんへっていくだろう。
 
救命救急施設においても、
たとえば損傷を受けた器官の再生を刺激するような、
治癒系のはたらきを助ける方向に
テクノロジーが利用されるようになるだろう。
 
そのような施設でも、
すべての患者が現代医学と代替医学の
最高のアイデアとメソッドを利用できるようになるだろう。
 
そのような社会になったら
医師と患者は同じ目的に向かって努力するパートナーになり、
医療過誤をめぐるような訴訟などはめったに見られなくなるだろう。
 
保険会社は、
予防医学教育と自然療法が企業の最大の利益につながることを知り、
喜んでそれらに償還するようになるだろう。
 
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アンドルー・ワイル博士著『癒す心、治る力』の
この言葉のような社会が現実のものとなっています。
 
感謝します! ありがとう!

人間とは、計り知れない力の持ち主 - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』