『癒す心、治す力』(アンドリュー・ワイル著)を読み始めています。
1990年半ばに書かれたこの本の中の警鐘は、一部変わりつつある面もあると思われる動きもないではないのですが、20年以上過ぎた今、より大きさを増しているように感じています。
この最初の辺りに、彼の専門ではないホメオパシーのことが触れられています。
こんな内容です。
- ホメオパシーは、ドイツの天才医師であるサムエル・ハーネマン(1755-1843)によって創始された。
- ホメオパシーについては?のつくところも少なからずあるが、害を与えることのないその治療法に対して、敬意を払っている。
- 治療結果だけでなく、ハーネマンの思想の一部が有用だと考えている。
- それは、病気の目に見える症状を抑えつけることの危険を説いていること。
- 皮膚のかゆみや発疹を例にあげ、病気は皮膚から外に出ていくので、体表に現れる症状は、体内の症状よりもいい兆候だと教えてくれる。
- ハーネマンは副腎皮質が発見されるずっと以前に、そのことに気づいていた。
- 副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)は、非常に強力な抗炎症ホルモンであり、現代医学の医師は、その害について真剣に考慮することもなく、安易に投薬している。
- ステロイドのクリームや軟膏を使っている間は、発疹も抑えられるが、一度使用をやめると、たちまち症状が再発し、しかも以前よりも悪化する。
- ステロイドが全身的に使用されると、その抑圧効果と毒性はさらに強くなる。
- 抑えつけられた病気エネルギーはどうなるのか? それはどこに行ってしまうのか?
- 体の表面はよくなっても、それは体の深部に入り込み、体の内部では臓器が損なわれ、現代医学のいかなる対抗的な治療にも抵抗するだけの力を付けている。
ここからは、私が勝手に書いています。
人類の体は、人間の英知を遥かに超えた自然の創造物です。地球と同じだなと思っています。
人間がどんなに汚しても、地球は自分の力で回復しようとしてきました。自然である限りは、そのシステムは機能します。
しかし、不自然な人工物が度を増してくると、地球も体も、それを分解したり外に出したりすることができなくなり、見えないところで不純物が溜まっていきます。
そうなると、機能するものが機能しなくなり、それが地球温暖化や癌などの異常な症状として現れてくるのでしょう。症状が出たときには、すでに手遅れな感があります。
地球の環境問題も、ティッピングポイントを過ぎつつある、待ったなしの状況に来ていると感じています。
地球も人間の体も未病状態から健康体に戻して、場合によっては病気の状態から健康体に戻して、それを維持促進していくことが不可欠だと思っています。
人間の体についていえば、溜まった体にとっての毒素を外に出すこと、その大切さを、現代人は忘れてはいけないと思います。
血管、血液、腸をキレイにすることで、体はリセットできます。体質が変わるので、マインドも変わり、それを維持促進できるのです。それが、ハーブ・デトックスです。
健康な人が増えると、人間の営みに不必要なものは必要なくなってくるので、地球も健康に向かうはずなのです。私も、買わなくなったものがいろいろあります。