i-zeでは、毎月オンライン読書会が行われています。
日程調整した週末の午後、15:00-16:30の90分です。
神谷美恵子さんの『生きがいについて』をゆるゆる読んでいます。
今日の最後に、マルティン・ブーバーが出てきました。
実は私は、ブーバーの本を何年も前に読んでいて、
いいなと思ったことがあります。
たぶん、『我と汝』だと思いますが、内容は完全に忘却の彼方、
今日は読んだとは言えませんでした。
このブログで、検索すると、ひとつヒットしましたが、
違う本の中のブーバーの言葉を引用したもので、
ブーバーの本については、ブログには書いていないのでした。
いくつになっても、はじめる - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)
かつて、FacebookのSol Cafe ページにほぼ毎日、
本を読んだりして触れて響いた言葉を、
「気まぐれToday's Tip」として書いていました。
止めるまでに、少なくとも2,200を超える言葉たちを書いていました。
そのエクセルファイルを探し出し、確認してみると、
マルティン・ブーバーの言葉が5つ書かれていました。
改めて読んでも、いい言葉たちだなと思ったので、
ここにも書いておこうと思います。
人間は、他者との関係を通して人格を形成していく存在である。
- 人間は、他者との関係を通して人格を形成していく存在である。
- 樹木の生き生きとした全体性と統一性は、何かを探り出して知ろうとするだけの鋭い眼に対して拒絶するが、”汝”と呼びかける者のまなざしに対しては、自らを打ち明けるのである。呼びかける者があるとき、樹木はまさにそこに存在していることを告知し、存在する樹木であることを示す。
- 人の欠点を改めるには、自分の欠点を改めればよい。相手は欠点を改めることを学ぶだろうから。
- 人生の苦しみは、出産の苦しみに似たところがある。赤ん坊が誕生するまでは、どうしても耐え抜かねばならない場合もある。苦しみを取り除こうとするよりも、無事に赤ん坊が生まれるように見守る愛し方もある。
- 相手に同化することは思いやりではない。相手の前で個性的であることが思いやりである。お互いに個性的であるからこそ、助け合えるのだから。
たしか、彼は「愛は<我>と<汝>の間にある」と言っていたと思い、
調べてみました。
愛について、こう書かれています。
- 感情が愛をつくり出すのではない。(中略)感情は<所有されるもの>であり、愛は生じるものである。感情は人間の中に宿るが、人間は愛の中に住む。これは比喩ではなく、現実である。(中略)愛は<我と汝>の<間>にある。
- 愛はこの世界に働きかけるものである。愛の中にある人、愛の中に見る人は、人間を混沌から正しい活動へ解放する。(中略)愛の中に生きる人は、活動し、助け、癒し、教え、高め、救うことが出来る。愛は<汝>に対する<我>の責任である。
マルティン・ブーバーの本、またそのうち読んでみようかなと思っています。
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。