働くとはつらいこと? ①

昨日の第119回最高の居場所ライブ

『大手電機メーカー・ゼロから立ち上げた組織開発

~人と組織のポテンシャルを引き出すコツとは?~』

の感想を、Facebookのタイムラインに書いたところ、

少し反応があったので、もう一度向き合ってから、

ここに書いてみることにしました。

 

Facebookには、このように書きました。

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登壇された、お二人はもとより

参加された方々も、とっても真摯に、

”企業で働く”に向き合っています。

とてもステキなことです。

 
ただ、そこにまったく興味を失っている

自分がいることにも気づいています。

企業で働くことの論理に、

まったく意義を感じていない今の自分なのです。
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大企業における組織開発のストーリーテリングでした。

それは、一人の人から始まったのです。

もっと言えば、その人の会社内では致命的

と言えるほどの挫折から始まったのでした。

 

組織開発の内容や成果だけでなく、

そこに至る元エンジニアのお二人の

個人的な背景を開示していただきました。

それは、並大抵のものではありませんでした。

そこにあるったのは、お二人の

  • 向き合い
  • 問い続け
  • 行動し続ける
姿勢でした。
 
お二人は、自らの意思で、そして多分自らのお金で、
コーチングやリーダーシップを学び、資格を得ておられます。
だから、会社を辞めて自分でやることも可能です。
しかし、このお二人には、
  • 会社をよくしたい
  • 会社のために役立ちたい
という想いがあり、いくつもの壁を乗り越えて
ここまでやってこられました。

 
その結果として、今

  • 仕事するのが楽しい
  • 毎日が充実している

すなわち、お金をもらいながら、長年勤めてきた企業で

ほんとうに自分がやりたいことができているのです。

働くサラリーマンにとって、

こんなに幸せなことはありません。

 

私の直感では、それは続いていくし、

どんどん発展していくと思います。

なぜなら、本物だと思えるからです。

 

企業が上から、働き方改革とか言って組織・体制をつくって

号令をかけたとしたら、うまくいくとは思えません。

仏つくって魂入れずになりがちだからです。

今回のケースは、魂の入った人が苦労して、

ダメもとで行動し、築き上げてきたものです。

 

この場に、多くの人が集まりました。

私のように企業戦士を引退した人はまれで、

ほとんどが現役の人たちです。

なぜ、多くの人が参加するのでしょうか?

 

多くの人に、同じ想いがあるからでしょう。

  • 会社をよくしたい
  • 会社のために役立ちたい
しかし、対話のときや懇親会で私が聞いた話は
  • 仕事はつらい
  • 何度かしようとしたが、変わらない
  • だから、どうしていいかわからない
  • やってもムダなようだ

ということのようでした?

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あえて使った「企業戦士】という言葉も不思議です。

なぜ、闘う戦士である必要があるのでしょうか?

競争に勝てば、負けたほうの人たちは悲しいことになりますね。

私もかつては、違和感なく、「勝つ」「生き残る」など使っていました。