あなたはいかがですか?
- かなりの時間を家族や友人と過ごし、その人間関係を大切にして楽しんでいますか?
- 誰に対しても感謝を表すことが苦にならないですか?
- 同僚や通りすがりの人に、真っ先に支援の手を差し伸べる場合が多いですか?
- 未来を考えるときは、いつも楽観的ですか?
- 人生の喜びを満喫し、現在に生きようとしていますか?
- 毎週、または毎日のように身体を動かすことを習慣としていますか?
- 生涯にわたる目標や夢に全力を傾けていますか?
- ストレスや災難、悲劇が起ことき、落ち込み、感情的になるでしょうが、そんな困難に対処して乗り越えることができますか?
私としては、これにもう一つ、自然に触れる機会を楽しみ、大地や宇宙とのつながりを感じる時間を多く持っている、ということを加えたいと思います。
著者ソニア・リュポミアスキーが観察した「最も幸福な人々の幸福な考えや行動パターン」によると、幸せな人たちは、これらがYesになるわけです。
これをすべてやろうとすると大変ですが、いまの自分に役立ちそうな方法を一つ(できれば二つ三つ)選び出すことから始めるとよいと、著者は言っています。
これらをじっくり眺めてみると、まだまだできていないことが多いと感じますが、かなり近づきつつあるなという実感もあります。
10年以上前、全然違う自分がいました。
そのときには、Yesと言えるのは、身体を動かすということくらいだったろうと思います。さらに言えば、いい人生を送っていると思っていたかもしれませんが、それは勘違いの幸福感だったのです。
今から10年弱前、神さまの思し召しがあり、勘違いの幸福感、言い換えると独りよがりの幸福感に気づくことができました。そのおかげで、人生の価値観が変わりました。
そのときに、肩の力がすっと抜ける感覚があり、自分にできることからやろうと思い、すぐに行動を変えました。一番大変な1-2か月間、会社に遅く行き、早めに帰ってきて、家族と一緒にいる時間を増やしたのです。
私の場合、ある大きなきっかけを得て、1.の家族との関係をよくするから始めることができました。そのことがあったおかげで、重要な役割を担って赴任したカナダ時代のあり方も、以前とは違っていました。
そして、カナダから帰国後、6年前から社外に出て多くの仲間と知り合い、そのご縁を大切にしてここまでやってきました。
自分が変わることで、家族との関係性が良くなり、職場の雰囲気も変わってきます。
そうなれば、感謝が湧き、人のことも考えられるようになり、楽観的にもなり、今を大切にするようになります。あまり辛いことも起きなくなり、起きたとしても自分の心の立て直しができるようになります。そして、未来への夢が生まれます。
私の過去の遺伝子が2人の子どもに渡っているわけですが、後からの関わりが変化することで、その子たちの既定の事実の50%の普遍部分も変化していくと、今は思っています。それは、子どもたちの40%にまず作用するからです。遅いということはないんだなぁと思います。
あるきっかけから約10年が過ぎ、定年退職した今、自分は幸せだと感じられることに感謝します。
明日娘の大学院の卒業式です。
今日は雨です。大切な明日のために、てるちゃんに頑張ってもらいます。