賢い患者の七大戦略

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この本に書かれていた「賢い患者の七大戦略」は、万が一自分が難病にかかったときに、忘れてはならないことだと思い、ここに記録しておきます。


1. 否定的見解を認めない
治癒に成功した患者たちも、そのほとんどは医療関係者から、特に医師からの「見込みがない」「手の施しようがない」「治る可能性はない」などといった希望を失わせるようなことばを、聞かされている。しかし、彼らは、聞く耳を持たなかった。否定的な見解は一切受け入れず、どこかに救いの手があるに違いないという希望を捨てることはなかったのだ。

 

2. 積極的に助けを求める
自発的治癒に成功した患者は、見込みのありそうな治療法を探し、ちょっとしたことでも問題解決の糸口をつかもうとした。質問し、本や新聞や雑誌の記事を読み、図書館に行き、著者に手紙を書き、友人や隣人に助言を求め、可能性のありそうな治療家を訪ねてはるばる旅行をした。

 

3. 治った人を探し出す
医療のペシミズムを消し去る最良の方法の一つは、かつて自分と同じ病気に悩み、いまは治って元気でいる人を探し出すことである。

 

4. 医師と建設的な関係をつくる
治癒に成功した患者は、利用の専門家と同盟を結ぶことが多い。真剣に答えを求める患者の努力を支持するような専門家を味方につけるのだ。必要なのは、患者の自発的治癒力を信じる専門家、答えを求める患者を励まし、患者に孤独でないと感じることのできる専門家である。

 

5. 人生の大転換を恐れない
私が知っている治癒に成功した患者の多くは、その病気になった当時の当人とは別人のように変わっている。治癒を探る過程で、生き方を大きく変える必要があることに気づいた人たちなのだ。変えたのは、人間関係、仕事、住む場所、食べる食事、身につける習慣など、さまざまである。

 

6. 病気を貴重な贈り物をみなす
病気は変化への強力な刺激剤であり、ある人たちにとっては、もっと奥深くに隠れていた葛藤を解決する唯一の機会でもある。治癒に成功した患者は、自分の病気を、それなしには人間として成長することができなかったはずの、最大の機会、つまり、天からの贈り物だと考えるようになる。
病気を不運だと考えたり、不当だと考えることは、治癒系の妨げになる。病気を成功のための贈り物だとみなせるようななったとき、治癒系のブロックが外れ、治癒が始まるのだ。

 

7. 自己受容の精神を養う
どんな人にもある欠点、限界、至らなさのすべてを含めて、自己を受容することは、より高次の意思に身を任せることを意味する。変化は、宇宙との対決状態の時よりも、この屈服状態のときに起こりやるい。病気のときに自己を明け渡すということは、回復への希望を捨て、あきらめることはできない。むしろ病気を含めた自分の人生の状況のすべてを、そのまま受け入れ、その状況を乗り越えていくことなのだ。