『世界一子どもを育てやすい国にしよう』
(出口治明・駒崎弘樹対談 ウェッジ)に書かれていたことです。
ヘックマン教授(シカゴ大学)は、就学前教育の重要性を説いています。
ヘックマンが提唱する「幼児教育の重要性」とは|根拠となる研究も | 受験のことならお受験ナビ (happy-clover-ojuken.jp)
IQは、幼児教育を受けた当初上回るが、
小学校低学年くらいで教育を受けていない子と揃うと言います。
これは「認知能力」が上がったのではなく、
「非認知能力」が上がったということを示しています。
- 物事をやり抜く力
- 興味をもって集中する力
- 友だち同士仲良くする力
- 人の気持ちがわかる力
などが付き、持続するということです。
とくに、物事をやり抜く力が育つことが大きいといいます。
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」
という格言があります。
これは、
「答えを教えるのではなく、答えの出し方を教える」
ということだと思いますが、
魚の釣り方を教えるだけでは、魚は得られない、
魚を得るためには、試行錯誤、創意工夫をする必要があると考えれば、
こういうことになるのではと思います。
答え(認知能力)を教えるのではなく、
答えに行き着く技術(認知能力)を教えるだけでなく、
自分自身で自分の答えを導く力(非認知能力)を育てることが大切なのです。
認知能力を先取りしても、
先取りできるのはせいぜい高校で学ぶレベルまででしょう。
大学受験に合格することが目的のテクニックだからです。
目いっぱい遊んで、非認知能力が身についたとしたら。
物事をやり抜く力が付き、
先取りした人がもつ知識レベル、技術レベル(認知能力)に、
短期間で追い付くことができるでしょう。
一方、先取りした人は先取りするものがなくなれば、どうなるのでしょう。
大学には入れるでしょうが、その先のことが心配です。
非認知能力については、以前にここでこんなことも書いていました。
柔軟性を意識して生きる - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。