一昨日、あれだけ歩いたのに、今の時期の昭和記念公園には、
ひまわりだけじゃなくて、サギソウもあったことがわかり、
今日は再度午前中に行ってきました。
年間パスがあるおかげです。
それは、入り口にありました。
一昨日は、歩くルートをほぼ決めていたので、
わき目も降らず歩いたから、分からなかったのでしょう。
しかし、ここは、帰りがけにそばを通っていたはずなのですが、
意識に指向性があると、目の前にあるものも見えなくなります。
男性脳の特性でもありますが、私の場合その傾向は顕著にありそうです。
一方で、歩いていると、道端の小さな命はすぐに目に入ってきます。
これは、無意識が教えてくれるのでしょう。
興味関心のあるもの、好きなものは、無意識が知っているのです。
サギソウはこんな花です。
サギソウ - 野山に自然に咲く花のページ (hanasanpo.org)
不思議ですね。
どうしてこんな形ができたのでしょうね。
サギソウ(鷺草)の花言葉|花の特徴や、由来は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
花言葉は、この形と色からして、これしかないでしょうというものでした。
しかし、こんな可憐な花には、
美しく可憐であるからこその悲しい現実があるのです。
最初のリンクには、こう書かれています。
開発による自生地の湿原の激減と、園芸種が安く売っている
のにも関わらず衰えない採集(盗掘)圧力で、年々数を減らし
ています。 環境省によると推定総数は全国でたった2万個体、
平均減少率は約60%、100年後の絶滅確率約99%とされてい
る厳しい現実があります。
昭和記念公園でも、自生しているものはないようで、
こうやって花壇やプランターで見せていました。
人々は、なぜ、美しいものを自分のものにしようとするのでしょう?
多くの人と共に愛でることで、
幸福感が何倍にもなることを忘れてしまったのでしょうか?
一人の幸福感も大きくなるし、幸福感を持てる人の数が増えるんですから。
開発、自然破壊、個人の所有感、エゴ、優越感、お金への換算価値などが
自然の美しさよりも勝ってしまっているのでしょうか?
このサギソウの姿かたちと、それゆえに置かれた現実は、
大切なものを見失ってしまった
いまの人たちの心を表しているように見えます。
残念だなと思いますが、私にできるのは、
ここで美しい奇跡のようなサギソウをシェアすることです。