『子どもはミライだ!』(オオタヴィン著 木楽舎)より
第2章 ここは、発酵の楽園 (いただきます2)
食べたものが、心になる
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この星は、微生物と植物たちの“利他の愛”につつまれています。
雑草一本にいたるまで、
小さなミラクルに満ちているように僕には思われるのです。
スギナは農家に最も嫌われている雑草なのですが、
僕はなぜか熱狂的にスギナが好きです。
スギナさまと呼びたいくらい。
群れをなすその姿は、精霊たちの森林のよう。
映画に登場する陽光にきらめく神々しいスギナは、
当時住んでいた横花の駐車場で撮影しました。
映画のタイトル「ここは、発酵の楽園」。
「ここ」とはどこか。割れたアスファルトの隙間にある楽園です。
通勤中の街路樹にたたずむ楽園です。
私たちの足元に楽園はあります。
僕が「見えている」「感じている」この小さな美しいパーフェクトワールドを、
この映画を通して皆さんにも一緒に感じてほしかったのです。
「雑草という名前の草はありません」
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「この星は、微生物と植物たちの“利他の愛”につつまれています。
雑草一本にいたるまで、
小さなミラクルに満ちているように僕には思われるのです。」
その通りだなと思います。
「私たちの足元に楽園はあります。」
この感覚よくわかります。
私も、道端の小さな命をたくさん写真に撮っています。
よく見ると、自然の命の造形は見事であり、
ミラクルとしか言いようがありません。
しかし、それは、見ようとしなければ見えてきません。
そこに、目を向ける心がとっても大切です。
スギナはここにありました。
【写真日記】道端の小さな自然 花より葉っぱ - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)
コンクリートの隙間にある楽園です。
つづく