『IKIGAI』(茂木健一郎著 恩蔵絢子約 新潮社)から、
引き続き学びながら、感じてみます。
著者は、この本の中でこう述べています。
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何が<生きがい>の要を作るのか。
これらシンプルな生活の中の選択から見えてくるものがある。
- 誰かとつながっているという感覚があること
- バランスのとれた食事をしているということ
- 何かに対して信仰心を持っているということ
これらは、少なくとも重要らしい。
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著者が下宿したケンブリッジ大学の教授の自宅で、教授はある椅子を指さして、
それは彼にとって思いで深く心から大事にしているものである、
ということを語ったそうです。
父親が、彼が子どものころ、特別に作ってくれたものでした。
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<生きがい>とは、その教授の椅子のようなものである。
<生きがい>とは、あなたにとって意味がある。
こういった人生の喜びを発見し、定義し、楽しむということにつきる。
その人の人生の私的な喜びを追求することは、
時には社会的な報酬に結びつくこともあるけれども、
基本的には他の誰も、あなたの思う特別な価値を理解しない。
しかし、それでOKなのである。
あなたは、自分自身の生きがいを見つけ、培い、
秘かにゆっくり独自の事実を得るまで育てていくことができるのだ。
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<生きがい>とは、言いかえると、自分を受け入れることのようです。
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<生きがい>の最も偉大な秘密は、
究極的には、自分自身を受け入れることに他ならない。
たとえ、その人がどんなに変わった特徴を持って生まれていてもである。
<生きがい>には唯一の最適な方法などない。
我々一人ひとりが、自分自身で、
我々の比類なき個性の森を探していかなければならない。
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幸せになるためには、自分自身を受け入れる必要があるのだ。
自分自身を受け入れることは、
私たちが人生で直面する中で最も重要で難しい課題の一つである。
しかし、実は、自分自身を受け入れることは、
あなたが自分自身のためにやれることの中では、
最も簡単で、単純で、最も報酬の多いことである。
こころの啓示は、逆説的にも、自分を自分として受け入れることは、
「自分からの解放」につながることがある、ということだ。
特にこういうふうになりたいと
あなたがしがみついている架空の自己があるときにはそうなのである。
あなたは、自分自身を受け入れて幸せになるために、
その架空の自己を手放す必要がある。
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著者の言う「生きがいの五本柱」とは、
1. 小さく始めること
2. 自分からの解放
3. 調和と持続可能性
4. 小さな喜び
5. 「今ここ」にいること
3.はこの本を読まないとわかりにくいけれど、
人々が生きがいを持つということは、
地球のサステナビリティにつながるということでもあるのです。
ダン・ベットナーのTEDを視聴していてもなんとなくわかりますね。
最初の問いに戻ります。
- あなたにとって心から大事にしているいちばんのものは何か?
- あなたに喜びを与える小さなことは何か?
今の私に言えるのは、
- 自分自身であり、自分の存在があるからこその家族
- これだと特定するものはなくて、いろんな小さな発見すること自体が楽しいということ
こういうことだと思います。
これがまた、毎日「朝、目を覚ます理由」でもあるのでしょう。
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。