【学びの時間】子どもたちの夢(未来)をつぶさないで

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Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo - Bing video

この映像、何年か前に、たしか「こうさん」が教えてくれました。

それを、「じゅんちゃん」にシェアしました。

行動派のじゅんちゃんは、大人の遠足として、

何人かの人たちを引率して、2020年7月に植松電機を訪問しました。

私は、新しい職場に就いてすぐだったこと、

新型コロナの感染拡大の関係もあり、参加は控えました。

 

その後しばらく、植松務さんのことは忘れていましたが、

今回巡り巡って、この本を読んだことで、再度映像を観てみました。

本の内容と同じことを植松さんは語っています。

 

本の中から、いくつか引用します。

 

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僕は「夢」とは、「ドリーム:dream」ではないような気がしています。

僕は「夢」は、「ウィル(意思):will」だと思います。

そう、夢とは君の内側から湧き上がってくる「やりたい」という意志だと、

ぼくは考えているのです。

 

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もしかすると君は「やりたいことがわからない」というかもしれない。

もしかすると君は

「やりたいことがあっても、きっとできない」と言うかもしれない。

でも、それは本来の君の姿じゃないんだよ。

本当の君はちゃんと「やりたいこと」を知っています。

 

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たくさんの人が君に教えてくれるでしょう。

「できない理由」と「無意味な理由」を。

でも、そんなことをいくら聞いても、結果はゼロです。

君に必要なのは、この一言じゃないかと思います。

「まずは近くの簡単な夢からかなえてみたら?」

 

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僕の友だちは幼稚園の頃、「仮面ライダーになりたい」と言っていました。

そんな子はたくさんいます。

でも彼は、高校生になっても、「仮面ライダーになりたい」と言い続けたので、

まわりから馬鹿にされたり、親や先生には叱られていました。

「いつまでも子どもみたいなことを言ってるんじゃない。将来を考えろよ」と。

そんな彼は今、「仮面ライダー」のテレビ番組を作っています。

好きな気持ちが力になって、夢を叶えたのです。

 

同じように、子どものころから、ガンプラが大好きだった知り合いは、

中学時代にさんざん笑われていたけれど、

今ではバンダイの工場でガンプラの設計をやっています。

大好きな気持ちが力になって、夢を叶えたのです。

好きなことを続けたら、すごいことができるのです。

 

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小学生のころから、僕はやってみたい夢がたくさんありました。

でも、中学生になったらそれはどんどん潰されていきました。

できそうな夢しか許されません。

でも小さい夢だと、そんなの夢じゃない、と言われます。

大きい夢だと、できるわけがないと否定されます。

僕と同じように悩む子はたくさんいました。

でも、やがてみんな正解を見つけていきます。

それは「大人が嫌な顔をしない職業や進学」です。

 

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君が「夢を仕事にする」と宣言したら、周りの人たちは、

「夢みたいなことを言っていないで、現実を見なさい」

と言うと思います。

でも夢を仕事にするのは、実はそんなに難しいことではありません。

そのために、もっとも大事な条件は2つあります。

一つは、夢をたくさん持つことです。

もう一つは、夢とお金を結び付けないことです。

 

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それまで僕は、「助ける」とは、余裕がある人がお金を寄付したり、

ボランティア活動をしたりする、一方的な「ほどこし」だと思っていました。

でもそれは、100パーセントの間違いでした。

それまで僕は、「足りない」というのは恥ずかしい弱点だから、

人には見せずに、一人で頑張らなければいけないと思っていました。

でもそれは、100パーセントの間違いでした。

足りない人と足りない人が助け合うんです。

足りない人間同士が助け合えば、何かができるんです。

だって、僕と永田先生は、ほんとうにロケットを作ってしまったのですから。

 

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この映像を観れば、改めてここに書くことは何もありません。

子どもたちだけでなく、大人もみんなが夢を持って生き、

支え合う社会になってほしい、心からそう思います。

思うだけではなく、微力を積み重ねていきます。

改めて、ドリームマップをやっていることに、大きな意義を感じています。

そして、放課後子ども教室で楽しく遊ぶ子どもたちの輪を広げていきたい。

そう思っているところです。