先日、2021年最後のドリームマップ授業をやり切りました。
ここ数回、子どもたちの様子、先生の様子など、
モヤモヤが残る状況が続いていたのですが、
今回は、本当にすがすがしく幸せな気持ちで、
校門をあとにすることができました。
ほんとうに元気で活発で、やさしく、しっかりしていてかつ無邪気、
支え合うことを知り、自分を表現することができる小学6年生でした。
それは、学校、そして先生方が、
子どもたちが主体的に活動できる環境を整えていることの証です。
ドリームマップ授業には、2017年11月2日に初参加したのを皮切りに、
今回で60回目(メイン38回、サブ22回)となりました。
昨年一昨年はドリマ先生を揃えるのが大変で、
ほとんど全部の学校に参加するような時期もありましたが、
最近新しいドリマ先生も増えてきて、
より多くの学校の要請に対応できるようになっています。
外部から人が来て、それも丸一日授業するわけですから、
- 最初は、子どもたちは緊張し警戒感を持っています。
- 1-2時間目は、少し重苦しい雰囲気で始まりますが、ワークをしながら徐々にほぐれてきます。
- 3-4時間目は楽しくドリームマップを作るので、子どもたちのエネルギーは発散して活気が出てきます。
- 5-6時間目は、発表の準備をして、一人一人が発表します。
- 発表の原稿をつくるときに、改めて自分の夢に向き合い、さてその夢に向かって、これからどうしようと考えます。
- 緊張するけど、発表をやり切ると、温かい応援がもらえます。
- 普段聞いたことがない、ほかの友だちの夢を知ることができ、応援する気持ちが芽生えてきます。
振り返りをすると、こんな言葉が出てきます。
「自分の夢を考える時間が持てた」「夢が見えてきた」「夢が深まった」
「夢に向かっていく気持ちが湧いてきた」
「みんなもそれぞれの夢をしっかり考えていて、応援したくなった」
「自分の夢をみんなに伝えることができた」「楽しかった」などなど。
その時の子どもたちは、とってもイキイキして、目が輝いています。
これがあるから、ドリームマップ授業はやめられません。
今回は、とっても元気なクラスだったので、
最後に、「楽しかったですか?」と問いかけると、
元気に「はぁーい!」「楽しかった」という声が返ってきました。
1時間目から6時間目まで何をするのと思われがちですが、
小学校の45分授業では、時間がもっと欲しいというのが実感です。
中学校の50分授業で、ちょうどいい感じなのです。
詰め込まれているわけではなく、自分に向き合い、考え、書いて、
ペアワークなどをするためには、それだけの時間が必要なのです。
今回のドリームマップ授業は、うれしいことばかりでしたが、
中でも一番うれしかったのが、
まとめとして、この後大事なことを話しているときでした。
「繰り返し見る、見えるところに貼る」のところで、
いつものように、自分のことを話しました。
- 60歳を超えてから3年連続でドリームマップを作った。
- その3枚とも寝室の壁に貼っている。
- この年齢でも夢があるし、一つの夢が毎年具体化してきたので3年連続で作った。
- そのゴールが来年の夏。1年くらい前から、その夢の実現に向けて前に進んでいるのを肌で感じている。
- だから、「えがく」「信じる」「伝える」をすると夢はかなうということは、私には実感としてわかる。
そんなことを言ったとき、いつもなら、
なんとなく伝わっているかなという感じがするのですが、
今回は、「すごいな」的な反応があったのを感じました。
そしてストレートに「どんな夢なんですか?」と聞かれたので、答えました。
そういう質問が来るのは初めてのことで、これが一番うれしかったことです。
今週の日曜日に、「ドリームマップ実践コース」を再受講して、
夢とは何か、ファシリテーターの役割、
ドリームマップポリシーなどを再確認しました。
夢とは、「好き・ワクワクが源泉で、思わす動き出したくなること」。
ファシリテーターの役割は、夢が湧き出る場をつくること。
ドリームマップポリシーは、
- 自分の「好き」「ワクワク」を知っています。
- 夢を具体的に描き、信じ、伝えています。
- 夢をはぐくみ、夢に向かって行動します。
- まわりの人たちの夢を応援しつづけます。
- 夢のチカラで笑顔の輪をつないでいます。
もうひとつ、ファシリテーターのクレドがあります。
- 私たちは、参加者が夢を自由に!大胆に!描くお手伝いをします。
- 私たちは、参加者と接するとき「待つ・聴く・受け止める」3つの姿勢を守ります。
- 私たちは、参加者の想いを肯定し、のびのび発言できる場をつくります。
- 私たちは、参加者の周りに夢を応援してくれる仲間を引き寄せます。
- 私たちは、参加者に夢を持って行動している姿を示します。
5番目「私たちは、参加者に夢に向かって行動している姿を示します」。
どれも大事だけと、私は、これが一番大事だと思っています。
ドリームマップのファシリテーターに夢がなかったら、どうする?
ドリマ先生としても、これが大事。
だから、先生にも夢を持ってほしい、
子どもたちと一緒に夢を描いてほしいと思っているのです。
子どもも大人も、一人でも多く、夢を持ってほしい。
そのために一番いいのは、ドリームマップをつくること。
私は、そう思っています。
そんな私は、1月10日成人の日に、
ワンデイ・ドリームマップのワークショップを開催します。
できるだけ多くの方とご一緒できるのを楽しみにしています。