この本から、いくつかの味わい言葉を引用します。
ひらがなを漢字にしています。
特にコメントはつけません。
「いちばんの時間のむだって、なんだと思う?」
ぼくが尋ねると、モグラは答える。
「自分を誰かと比べることだね」
「覚えたことをぜんぶ忘れさせちゃう学校があったらいいのに」
「何かが起きたときにどうふるまうか。
それこそが、オイラたちに与えられている最高の自由ってもんさ」
「ほとんどすべてのことは内側で起こるのに、
オイラたちには外側しか見えないのって、おかしくないか?」
「自分にやさしくすることが、いちばんのやさしさなんだ」
モグラは言った。
「やさしくされるのを待つんじゃなくて、自分にやさしくなれがいいのさ)
「いちばん許すのが難しいの相手は、自分なんだから」
「涙が出るのは、きみが弱いからではない。強いからだ。」
「いままでにあなたが言ったなかで、いちばん勇敢なことばは?」
ぼくが尋ねると、馬は答えた。
「助けて」
「いちばん強かったのはいつ?」
「弱さをみせることができたとき」
「助けを求めることは、あきらめるのとは違う」
馬は言った。
「あきらめないためにそうするんだ」
「いちばんの思い違いは」
モグラは言う。
「完璧じゃないといけないと思うことだ」
「コップに水が半分しか入っていないと思う?
それとも、半分も入っていると思う?」
モグラに聞かれて、ぼくは答えた。
「コップがあるってことがうれしい」
「自分ではどうにもならないと感じたときは...?」
「目の前にある大切なものをじっと見つめる」