【学びの時間】刷り込まれた価値観を考える① 正しさを再度考えてみる

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昨日、この本を読み切りました。

過激なタイトルですが、どの部分も「なるほど」と思わせる説得力があります。

刑務所での累犯受刑者の更生支援に関わり、

多くの受刑者と直接接した実体験がある著者だからこそ書ける本だと思います。

この本も、改めて読む機会があると思われたので、

購入して積読にすることにしました。

 

正しさとは? - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

たまたま、今日、熱心な読者のきょうこさんが見つけてくれた

このブログと共鳴した感じがしています。

 

感性論哲学の芳村思風先生が言われる

理性から導き出された結論は間違っている」

とは何かが、具体的にこの本で明らかになります。

 

「正しさ」が「刷り込まれた価値観」に基づいているとすれば、

それを疑ってみるという姿勢が必要だと思います。

 

“Insanity: doing the same thing over and over again and expecting different results.”

これは、私の好きなアルバート・アインシュタインの言葉です。

 

insanityは、狂気、悪くいえばキチガイという意味で、

言葉は悪いですが、同じことを何度も繰り返して、

違う結果を求めるのは狂気の沙汰だと、

アインシュタインは言いたかったのでしょう。

 

これが「正しい」と妄信し、同じことを繰り返して、

一向に問題解決ができなくても、

刷り込まれた価値観から離れられないのは、滑稽でもあります。

しかし残念ながら、それは、

至極まじめな現実だということのように見えて仕方がありません。

 

今日は、学校の就学時検診の日で、放課後子ども教室はお休みだったので、

一日、学びの時間プラス散歩の日としました。

来月ワークをやる「育自の魔法」や「ドリマ授業」の準備の他に、

一番時間をかけたのは、この本からたくさんの部分を書き出して、

いろいろと考え事をすることでした。

 

それをもとに、これから少しずつ、

この本の「なるほど」をシェアしたいと思っています。

引用すると長くなるので、抜粋しながらまとめてみようと思いますが、

まずは、この二つだけ、引用します。

それらは、感性的人間の根本に流れるものだなと思っています。

 

まずは、今朝Facebookに引用したこの内容です。

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人は、自分がされたことを、人に返すものです。
優しくされれば、人に優しくすることができます。
冷たくされると、人に冷たくしたくなります。
そう考えると、人と傷つける人は、
自分自身が傷ついていると理解できます。
自分自身を大切にできないと、
当然のことながら、他者も大切にできません。
自分自身を大切にできず、
自分の「心の痛み」に鈍感になっているから、
他者の「心の痛み」にも気づけなくなります。
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もう一つはこれです。
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人間は皆、弱い生き物です。
自分の弱さもダメな部分も欠点も、
すべてありのままの自然な姿をみせられる親は、
親自身が「ありのままの自分」を受け入れていることです。
「ありのままの自分」を受け入れている親の子どもは、
「ありのままの自分」を受け入れられます。
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自分自身が大事です。
親となれば、子どもから学ばれる立場となる親自身のあり方が大事です。
 
つづく