私にはいろんな好きがある中で、読書は、やはり大切な好きの一つです。
本は、ほとんど買いません。
ほぼ全部図書館で借りて読んでいます。
読むのは、この写真のようなジャンルの本がほとんどですが、
最近は小説もときどき読むようになりました。
これは違うなと思ったら、途中で止めて返します。
数えていないのでわからないけど、一日に一冊読むこともあります。
平日の感覚では、3日に2冊は読んでいそうです。
週末はほかのことに時間を多く使うので、読書の時間は短めです。
なので平均すると2日に1冊のペースではないかと思います。
読む時間は、主に、放課後子ども教室に通う往復の時間。
ホームで待っている時間、電車に乗っている時間、そして、
仕事が始まるまでの時間、仕事が終わって、帰る時間までの時間。
電車は、先を急がず、ゆっくり乗って本を読みます。
幸いなことに、一日6時間勤務ですが、実質5時間なので、
一人で待機している時間が、1時間近くあります。
その時間を有効に活用しています。
これだけあれば、本によっては1日で読めるのです。
読書する意味について、いくつか取り出してみます。
『知の体力』(永田和弘著 新潮新書)より
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読書によって、あるいは学ぶことによって確かに新しい知識が自分のものとなる。
しかし、読書や学問をすることの意味は、端的に言って、
自分がそれまで何も知らない存在であったことを初めて知る、
そこに意味があるのだと思う。
ある知識を得ることは、
そんな知識を持っていなかった「私」を新たに発見することなのだ。
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世の中、知らないことだらけですね。
この本は、1日では読み切れませんでしたが、
下の写真の本だと字が少し大きめでもあったため、
余裕で行き帰りに読み切りました。
冒頭の写真の『本を読む人だけが手にするもの』(藤原和博著 ちくま文庫)
ここからいくつか引用します
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あらためて思うのは、読書を通じて知識のインプットを蓄積していかないと、
自分の意見というものが出てこないという事実だ。
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番組(NHKクローズアップ現代「広がる“読書ゼロ”~日本人に何が~」)では、
中盤からジャーナリストの立花隆さんが登場し、こんな発言をしている。
「ネットだけだと、どうしても掘り方が浅くなる。
もうちょっと深い情報を得たいと思ったら、
本なり、その他もろもろの手段がありますから、
それを通じて、より深い情報を得ることが必要なステージに必ず行くんですね」
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(同番組より 東大大学院総合文化研究所 酒井邦嘉教授のことば)
「本を読むという行為は決して情報を得たいというためにやるわけではなくて、
むしろ“自分の中からどのくらい引き出せるか”という営みなのです。
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(巻末の文庫版特典エッセイ
本を読むことは「誰かの人生を生きること」前田裕二より)
僕にとって読書とは、「行動」を発芽させる養分です。
単なる情報インプットの道具ではなく、
大量のインプットする動機やその道筋をつくるためのものです。
「情報の吸収率」ではなく、「行動の伝導率」こそが読書の要諦だと、
僕は考えています。
本を通じて学んだことや気づいたことを、どれだけ自分ゴト化して、
行動につなげられるか、これが勝負です。
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ここに引用したこれらの言葉について、自分なりにわかる気がします。
- 自分の意見が持てる
- より深い情報を得る
- 自分の中からどのくらい引き出せるかにつながる
- 行動を発芽させる養分
巻末には、藤原和博さんのおすすめの本が50冊紹介されていました。
その中で、読んだことのあるのは4冊のみ。
直感で、11冊を選びました。
あとから内容を読んでみて、さらに6冊を選びました。
17冊を図書館で、ぼちぼちと予約していきます。
選んだ本の中に、ビジネス書や歴史・戦争関係の本は、
それぞれ1冊ずつにとどまっています。
私のいまの興味は、どう生きるか、社会の在り方などなどにあるのです。
私は、これからも読書を続けていくでしょう。
読書すると、脳のいろいろな部位が活性化するということも言われています。
それと、私にとって大事というか、ただ読むだけでは気が済まないので、
読書からアウトプットする時間は欠かすことのできないものです。
これは考える力を維持・継続発展させているはずです。