【学びの時間】選択できるということ② 意識的な選択

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私は、読んだ本からの関連付けで本を借りることが多い。

この本も、覚えてはいないけど、何かのめぐりあわせ。

よかったので、同じ著者の『子どもの心のコーチング』も予約した。

 

「しつけ」をするか、しないかを何度も考え、

「しつけしないというしつけ」を標榜していたが、これを読んで、

そうだ、コーチングでいいんだと、腹落ちした感がある。

CTIの基礎コースだけなれど、コーチングはかじったことがあるので、

また、そちらの学びもしていこうかと思っている。

 

「選択できること」について書こうと思ったのは、

この本の中に、その言葉があったから。

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「できない」と「しない」には、大きな違いがあります。

「できない」と言っている間は、選択がありません。

ところが、「しない」を選択した瞬間に、「する」という選択が生まれます。

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ここからしばらく、この本から「選択」についての引用をして、

また、この言葉に帰ってこようと思っている。

 

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今の自分の人生は、自分の選択の結果であることを、

どのくらいの人が認識しているでしょう。

いいことが起こったときは、自分の努力が実ったと思えます。

ところが、好ましくない結果については、

誰かのせいにしたくなるのが普通です。

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親や先生や上司や、誰かから言われて、しぶしぶやったとしても、

それは自分が最終的には「選択」したということ。

 

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私たちがしているのは、すべてが私たちの選択の結果です。

でも、人のせいにしたくなるのは、自分が意識して選んでいないからです。

重要なことは、意識的な選択です。

「自分が選んだ」と思えることです。

意識的に選択することによって、責任意識が生まれます。

責任意識とは、自分の選択に身をまかせようとする行動です。

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そうはいっても、会社などでは、力や権限の差があって、

自分の意識で選択することは、難しいことが多い。

忖度というのもある。

その程度ならまだいいが、①に書いたように、

圧倒的な力の差で押さえつけられている場合は、もうどうしようもない。

それを考えたとき、自分で「選択できること」のありがたさが身に染みる。

 

それはさておき、先に進めたい。

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子どもが幼いころは、子ども自身にかわって、親が選択をしますが、

選択の訓練は幼いときから行います。

人間は面白いもので、どんなに幼くても、

自分の選んだものには、責任を持ちます。

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その例が書かれていた。

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3歳になる息子は歯磨きが嫌いで、歯磨きを指せるのに一苦労していたそうです。

子どもに選ばせることを聞いたお母さんは、

子どもに歯ブラシを選ばせたそうです。

子どもが選んだのは、お母さんから見ると、ちょっと大きめのものです。

いつもなら、「それは大きいからこっちにしなさい」と

お母さんが勝手に選んでしまうところを、息子の選択にしたがいました。

すると、その歯ブラシを手にした息子は、

進んで歯磨きを続けるようになったのです。

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なるほどね。