私が思う新型コロナ感染の意味

新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言が、まもなく解除されます。

緊急事態宣言とは言いながら、人々の気が緩み、

再び感染拡大の傾向が見え始めています。

浜松市では、放課後児童会での変異ウイルスクラスターが発生しています。

変異株は、着実にその勢力を伸ばしています。

変異株は、感染力が強くなり、これまで比較的かからないといわれていた

子どもたちも安心できない状況になってきました。

 

このような状況を見て、私が思うのは、

ほかの国のことはよくわかっていないので、

肌で感じている日本についてだけですが、

日本においては、これまでの第3波までは、

新型コロナウイルス感染の序章ではないかということです。

本章はこれから始まるのではないか、という気がしています。

 

世界はもう持続可能ではなくなりつつあります。

このままいくと、とても恐ろしいことになるのです。

いまが、世の中が変わる最後のチャンスかもしれません。

そんな時、新型コロナウイルスが出現しました。

人類の存続にかかわる重要局面が、

そんなに簡単に、人間の思惑だけで変わるはずもありません。

 

これを乗り越えて、人類は「幸せの栖」に向かって、

歩みを始めるのだと思っています。

 

 周りの人たちみんなが、自分に向き合い、人に向き合い、幸せにはたらき、

 人間らしい豊かな人生を生きている。その拡がりが、

 世界中の人たちみんなが、人間らしい豊かな人生を生きるにつながり、

 地球全体が『幸せの栖』となっている。

 

 

これまで日本で新型コロナウイルス感染が爆発しなかったのは、

言い方は適切ではないかも知れないが、

ほとんどの「善良な国民」の努力の結果だと思います。

しかし、それだけでは、これまでと同じで、

世の中が変わるまでには至らないでしょう。

 

自分さえよければと考える人、これまでの既得権益に胡坐をかく人、

これまでの固定観念にとらわれ続ける人、などなどが、またたくさんいます。

そんな人たちも含め、ほとんどすべての人が、

本質的な幸せとは何かを見つめ、行動変容を起こしていくために、

新型コロナは、まだまだ頑張るでしょう。

 

これからが本番だと、私は思っているわけですが、

この本番は、悲惨なことにはならないと思っています。

それは、人類はさすがだからです。

これまででは考えられないスピードで、ワクチンが世に出ました。

そして、多くの人の行動変容がすでに始まっているからです。

 

これからもう一度かなり深刻な危機を迎え、

人々は、そこから新たな時代に向けて、

一丸となって進んでいくのだと信じています。

 

『「探求」する学びをつくる』藤原さと著に、

哲学者ジョン・デューイのこの言葉がありました。

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昨日の考え方で今日教えれば、

子どもの明日を奪う。

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写真には、特に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

散歩中に撮ったものを適当に貼っています。