もう一冊、同じテーマの本を読んでみました。
著者が違うので、視点や表現のしかたが違っています。
こちらからも引用してみます。
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重要なのは、心にも栄養が必要なことです。
私はこの栄養を「自信の水」と呼んでいます。
子どもたちの心の中には、コップがあり、
コップの中に自信の水が入っていると考えてください。
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このコップの水がなくなってくると、学校に行けなくなってしまいます。
著者は、最初は学校に行かなくてもよいと思っていましたが、
フリースクールなどで大きくなった人と、
学校に戻ることができた人との成長の度合いに違いが見られることから、
学校に行けるようになることが大切だと考えるようになりました。
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再登校に導く3つのポイント
- 子どもの持つ良さ(リソース)を見つけ、自信の水をつくるのは親の役割である。子どもの持つ良さに、親の嬉しい気持ちを付け加えると自信の水が増える。
- コンプリメント(”よさ”に気づかせる) - 子どものリソースを、毎日3つ以上見つけ、その時その場で気持ちをこめて伝える。
- 一日の終わりにコンプリメントノートをつける。コンプリメントノートの記録を見直すことで、子育てのアイデアが湧いてくる。
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ここに書かれていることは、その通りだと思います。
『不登校から脱け出すたった一つの方法』に書かれている
「親の役割」の二つ目、「子どもを励ます」と同じだと思います。
ただ、ポイントは、親が子どもを励ますことができるためには、
親自身の中にリソースが必要ということです。
親のコップの水はいっぱい入っているでしょうか?
このことをわきまえて、もう一度、
『不登校から脱け出すたった一つの方法』菜花俊著
に戻って、今回学んだことを締めくくりたいと思います。
つづく