【学びの時間】親として一番大事なこと③

引き続き『不登校から脱け出すたった一つの方法』菜花俊著からの引用です。

 

<子どもが学校に行けないたった一つの理由>

それは、「恐れ」です。

学校に行くことによって受けるかもしれない苦痛を避ける(恐れる)ために、

学校に行かない(いけない)のです。

苦痛とは、

  • 肉体的暴力
  • 精神的暴力(言葉、無視、差別、仲間外れなども含む)
  • 将来に対する不安
  • 親の愛に対する不安(自分は愛されていないのではないかという不安)

 

<子どもの「3つの敵」>

  1. 他人(心を傷つけ、元気を奪うような言葉を言う人、行動する人)
  2. 自分(子ども自身)

それぞれのポイント

  1. 他人による恐れの原因の代表が、いじめ。無知な教師や心ない言葉や無関心、周囲の大人の心ない言葉や無関心
  2. 他人の何倍も大きな敵が親。子どもに大きな影響を与えるのは親の言葉であり、行動であり、生き方であるということ。
  3. 自分(子ども)が、「僕は必要とされているんだ!」「私は愛されているんだ!」と心の底から気づくことができたら、もう何も恐れることはない。

著者は言います。

「3つの敵」は、あなたにも同じようにいます。

 

「親」について

「親であるあなたが、明るく楽しく、元気に生きていれば、

お子さんも自然と明るく楽しく元気になるということです。

お子さんの行動にいちいち動揺するのをやめて、

あなた自身の人生、生き方に意識を集中してください。」

 

この本には、不登校から脱け出すたった一つの方法がこれだ!とは

ズバリ書かれていませんが、それはこのこと、すなわち、

親が明るく、楽しく元気であることだと思います。

 

その「親の役目」は、

  1. 子どもに親の幸せな姿を見せる
  2. 子どもを励ますこと

「励まし」とは、以下の「励まし10か条」

  1. 子どもがまだ気づいていない長所に気づかせてあげる
  2. 結果より努力をほめる
  3. スキンシップとやさしい言葉かけをする
  4. 「ありがとう」を言う(「助かる」「さすが」「信じている」などもよい)
  5. 親の失敗談を聴かせてあげる(失敗して学んだことを教える)
  6. 「おまえは世界一だ!」と言う(「愛してる」「好きだ」などもよい)
  7. どうしても叱る場合は、10回ほめてから1回だけ𠮟る
  8. 目の前にいる子どもと会話する(過去や未来の不満を話題にしない)
  9. どんな出来事もたいしたことはない、乗り越えられると教える
  10. 「お父さん、お母さんは幸せだよ!」と子どもの前で言う

 

つづく

 

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写真には、特に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

散歩中に撮ったものを適当に貼っています。