『イーグルに訊け』天外伺朗・衛藤信之著にこういう言葉がありました。
ひとびとの心に、真の平和が宿るまで、国と国との間に平和はやってこない。
スー族長老の言葉
そんな平和はいつやってくるのでしょうか?
誰がもたらしてくれるのでしょうか?
私はどうしたらいいのでしょうか?
先日書いた『本当にいい会社がある』の中で触れた
石坂典子著『五感経営』に、クリキンディのお話が出てきます。
これもまた、アメリカの先住民に伝わるお話です。
https://hummingbirds.tokyo/story
平和になるための答えは、クリキンディではないでしょうか。
長生きとはあまり関係なさそうですが、
私には、長生きをするということは、
いつまでもクリキンディであり続けることではないかと思えるのです。
『イーグルに訊け』にこんな言葉も載っています。
ある白人のアメリカ人教師の言葉です。
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私は長生きがしたいんだ、体をもって長生きするには限界がある。
ただ、私がいい話をすれば、子どもたちの中になにかが残るだろう。
それに、いい話というのは必ず誰かに伝えたくなるものだ。
だから、その子は自分に子どもや子孫が生まれたら、
「これは私がむかし聞いた話だが」と言って、
時を超えて語り継いでくれるはずだ。
そのとき、私はもうこの世にいないかもしれない。
でも、彼らが伝える言葉のなかには、
私が熱く語った気持ちも残っている。
私が、この世に生きていたっていう証が、そこにはある。
だから私は、仕事をしているよいうより、
自分の遺伝子を振りまいているんだ。
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私は、自分が生きた証を残したいとは思っていません。
私は、Sol(太陽)ですから、植物が太陽の光で光合成するように、
Solのまわりの子どもたちや人たちのなかに、
「自分を満たす」ための化学反応が生まれてほしいと思っています。
未来の「幸せ」のタネが宿ってほしいと思っています。
だからこそ、Solが長生きする意味は、
- 自分自身が満たされ続けること
- 肉体的にも長生きして、より多くの人の中にタネが宿るのを感じること
- その宿ったタネが芽吹き、さらに若い世代に受け継がれると信じること
タネが実り、受けつがれていけば、Solが生きていた意味が長生きする、
この言葉たちに触れて、そう思うようになりました。
もう一つ引用します。
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本当に大切なものは、「モノより思い出」ではないでしょうか。
私たちは、物が介在した信頼関係しか結べなくなってしまっています。
けれど、インディアンの長老は、
「自分の生きざまが、子どもたちへのプレゼントだ」
と考えています。
だからこそ、情熱的に語るのです。
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Solは、たぶん熱くは語らない。
Solは、自分の生きざまを大切にしたい。
Solの生きざまが長生きするために、これからなにができるだろうか?
それは自然体であり続けることかもしれない。
写真は、特に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。