【モノローグ】家族への感謝

f:id:solcafe:20200503182311j:plain

この本が蔵書にあったので、読んでみた。

一度読んだときのことは、ほとんど覚えていない。

この本は、心理学、特にTA(交流分析)を少し学びたいときに、

分かりやすくまとめられていると思うけれど、

お勧めの本というわけでもない。

 

私も、心理学に興味を持ち、学んでおけばよかったと思ったこともある。

いや、その気持ちはいまでもある。

そして、「しあわせカウンセラー講座」を受講したり、

なんだかんだ、100時間以上は学んできた。

そんな場で聞き、学んだ言葉が、この本では復習できる。

「人生脚本」「禁止令」「ドライバー」「人生ゲーム」

「バルコニー思考法」「フォーカシング」「ストローク」

「アンカリング」「エンプティチェア」...

 

しかし、その時間はけっして居心地の良いものではなかった。

ピンとこない、自分の中から湧いてくるものがほとんどない、

いろんなメソッドの効果が体感できないでした。

例えば、エンプティチェア。

何を問いかけてよいのかわからない、

椅子を替えても、何も出てこない、

だから、形だけとりつくろっていた。

どんなワークをやっても、ほぼそんな感じだった。

 

私には、劣等感もあり、悩みもあった。

しかし、どうも抑圧された何かはなさそうなのである。

ドライバーは、「急げ」がいちばん高いけど、

他のものはたいしたことはない。

13の禁止令(最後に記載)も、

まったくと言っていいほど身に覚えがない。

 

これは、裏を返せば、

恵まれた幼少期を過ごしたということなのだと思う。

通り一般のしつけはされたし、

家には、きびしい昔気質のおじいちゃんもいたけど、

愛情を受け、のびのびと育てられたのだと思う。

 

母やおばあちゃんには、若干過保護に育てられた。

そのせいか(?)、順風満帆に人生が進んでいき、

自己中で思い上がった人間になってしまったようだ。

いろんなことが自分でできたので

「感謝する」ということを忘れてしまっていたのだろう。

それも、おかげさまで、いまはあまりなくなった。

 

これは、ひとえに、

幼少期の家族、そして大人になってからの家族のおかげ。

本当に感謝します。

ありがとうございます。

 

世の中には、私のように恵まれた人ばかりではないのも事実。

私の人生経験を逆にいえば、

幼少期に受ける親の影響は計り知れないということ。

いまは、子どもたちに接しているので、

親の持つ意味の重要さを体感している。

それゆえ、Sol Cafe_「幸せの栖」の夢の大切さを改めて感じる。

 

そして、初孫も生まれ、その子だけではなく、

田舎の母も含めて家族に、

どんな恩返しができるだろうかを思うとき、

何か特別なことではなく、

健やかに、自分自身がイキイキとやっていけばいいのかな、

そう思っている。

 

「しあわせカウンセラー」など、心理学的な学びは、

私にとってとても必要だったことだと、改めて思う。

それがあるから、人や生き方に関する本もたくさん読み、

カウンセリングの勉強も少しできた。

 

いまは、子どもたちとのかかわりが中心で、

何人もの子どもたちと接しながら、

一人ひとりを見守ることの大切さが感じられ、

それなりにやれているのも、

これまでトライしたことのおかげだと思っている。

 

感謝します! ありがとう!

 

 

<13の禁止令>

  1. 何もするな 実行するな
  2. おまえであるな
  3. 子どもであるな
  4. 成長するな 親から自立してはいけない
  5. 感じるな 感情を表に出してはいけない
  6. 考えるな
  7. 近寄るな
  8. 成功するな
  9. 自分のことで欲しがるな
  10. 健康であってはいけない
  11. 重要な人になってはいけない
  12. 所属してはいけない 仲間入りをしてはいけない
  13. 存在するな