やっていることを楽しむ

3学期は、ドリームマップ授業が最も多い時期です。

同じ日に別の学校のドリマ授業が重なったり、

連日となる日程だったりと、

特に2月は、平均で週に3校というペースです。

多くのドリマ先生が手分けしてやっています。

 

私も、先週から3月初めにかけて、

4週連続でドリマ授業が入っています。

先週のドリマには、こんな思いをもって出かけました。

なぜ、ドリマ授業に出かけるのか? - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』

 

今週もあるので、今日も時間のある午前中を使って、

どのように進めていけばいいかを考えてみました。

 

昨年の同じ時期に、同じ学校でメインを務めました。

今回もメインです。

そこで、昨年の自分で書いた報告書を読んでみました。

異色の報告書だなと、改めて感じました。

一言でいうと、

子どもたちの自己肯定感が、悲しいくらい低かったのです。

 

まず、一番大事なのは、そんな先入観に囚われてはいけない、

それは、横に置いて臨むことが大事。

 

しかし、一方では、昨年を経験しているのだから、

もしそういう状況があるとすれば、

もっとできることがあるはず、

そのためにしっかり準備しておく必要があります。

 

キーワードは、これだなと思うのです。

「ドリームマップを描くことを楽しむ」f:id:solcafe:20200216121525j:plain

 

ドリマ授業は、国語や算数などの授業とは違います。

お勉強では、正しい答えを正しいやり方で出すこと、

そして、より早く、ちゃんとやることが求められます。

一方、ドリームマップには、正しい答えも、正しいやり方もありません。

 

最低限ここだけは守ってね、ということはあっても、あとは自由です。

自分のやりたいようにやればいいわけです。

 

できてほしいけど、できなくても、それでいい、

コップの水が少なくてもいい、というスタンスです。

それは、子どもたちの中にあるものを信じるからできることだと思います。

 

だから、ドリームマップの目的は、素晴らしいドリマを描いて、

立派に発表することではありません。

一言でいえば、

ドリームマップを描くということを楽しむ、

少なくとも、

それに向き合って、やろうとするプロセスがあった、

それができたら、その日はOK!

 

こういうことが、緊張している子どもたちに、

体感として、早い段階でわかってほしいなと思います。

 

どうしても、

  • 得体のしれない大人が外からやってくる!
  • ドリームマップってなにをするのだろう?

そんな、緊張感や警戒感が最初はあるのです。

 

今回、導入部分の順番を替えたり、

これまでやってなかったちょっとしたことを加えたりして、

  • 緊張感、警戒感をほぐす
  • 自由に好きなように楽しめば、それでいいと感じてもらう

ということを、最初に少し丁寧にやってみようと思っています。

 

ドリマ授業が始まって、10分以内に、

今日はちょっと違うぞと言う、

わずかな期待感めいたものが生まれたらいいなと思います。

 

これは、他の学校にも使えるでしょう。

今回も少し試して感触を得てみようと思います。

いつも同じことをやり抜くではなく、

その場に合わせて、臨機応変に対応できるように、

引き出しが増えていけばいいなと思います。