3学期は、ドリームマップ授業が最も多い時期です。
同じ日に別の学校のドリマ授業が重なったり、
連日となる日程だったりと、
特に2月は、平均で週に3校というペースです。
多くのドリマ先生が手分けしてやっています。
私も、先週から3月初めにかけて、
4週連続でドリマ授業が入っています。
先週のドリマには、こんな思いをもって出かけました。
なぜ、ドリマ授業に出かけるのか? - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
今週もあるので、今日も時間のある午前中を使って、
どのように進めていけばいいかを考えてみました。
昨年の同じ時期に、同じ学校でメインを務めました。
今回もメインです。
そこで、昨年の自分で書いた報告書を読んでみました。
異色の報告書だなと、改めて感じました。
一言でいうと、
子どもたちの自己肯定感が、悲しいくらい低かったのです。
まず、一番大事なのは、そんな先入観に囚われてはいけない、
それは、横に置いて臨むことが大事。
しかし、一方では、昨年を経験しているのだから、
もしそういう状況があるとすれば、
もっとできることがあるはず、
そのためにしっかり準備しておく必要があります。
キーワードは、これだなと思うのです。
「ドリームマップを描くことを楽しむ」
ドリマ授業は、国語や算数などの授業とは違います。
お勉強では、正しい答えを正しいやり方で出すこと、
そして、より早く、ちゃんとやることが求められます。
一方、ドリームマップには、正しい答えも、正しいやり方もありません。
最低限ここだけは守ってね、ということはあっても、あとは自由です。
自分のやりたいようにやればいいわけです。
できてほしいけど、できなくても、それでいい、
コップの水が少なくてもいい、というスタンスです。
それは、子どもたちの中にあるものを信じるからできることだと思います。
だから、ドリームマップの目的は、素晴らしいドリマを描いて、
立派に発表することではありません。
一言でいえば、
ドリームマップを描くということを楽しむ、
少なくとも、
それに向き合って、やろうとするプロセスがあった、
それができたら、その日はOK!
こういうことが、緊張している子どもたちに、
体感として、早い段階でわかってほしいなと思います。
どうしても、
- 得体のしれない大人が外からやってくる!
- ドリームマップってなにをするのだろう?
そんな、緊張感や警戒感が最初はあるのです。
今回、導入部分の順番を替えたり、
これまでやってなかったちょっとしたことを加えたりして、
- 緊張感、警戒感をほぐす
- 自由に好きなように楽しめば、それでいいと感じてもらう
ということを、最初に少し丁寧にやってみようと思っています。
ドリマ授業が始まって、10分以内に、
今日はちょっと違うぞと言う、
わずかな期待感めいたものが生まれたらいいなと思います。
これは、他の学校にも使えるでしょう。
今回も少し試して感触を得てみようと思います。
いつも同じことをやり抜くではなく、
その場に合わせて、臨機応変に対応できるように、
引き出しが増えていけばいいなと思います。