プラスからのスタートだから、笑顔で、真顔で、思う存分に

学童保育フル稼働の夏休みの平日から解放された土曜日の今日、

やっと、8月5日に実現した” 夏休みお楽しみ企画「ワクワク色遊び」”

の写真の整理と、保護者への配付用の写真コラージュを作成することができた。

 

フリーソフトを使った写真のコラージュを、A4サイズに貼り、

少しコメントつけ、ネット保存したアクセス先のQRコードもつけた。

祖父母の家に行っていたりする子たちもいるので、参加したのは14人中8人。

ここに添付した写真コラージュが、当日の全体のわかる1枚で、

シンプルなメッセージをつけてA4 1枚の活動実子のお知らせとしてまとめ、

来週、全員にプリントして配付する予定にしている。

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そしてもう1枚、参加した8人、一人ひとりの写真のコラージュも、

1枚1枚、A4サイズで作成した。

これもプリントして、その一人ひとりに配る予定。


どうしてこんなことができたのかというと、それはご縁。

6月23日に、江東区の男女共同参画フォーラムで、

「育自のための小さな魔法 Part2」をファシリテートするに際して、

えみちゃんが、当日のサポーターとして手を挙げてくれた。

事前のZoom Meetingが初対面で、実際に会ったのはフォーラム当日だけ。


そのえみちゃんこと中村映美子さんは、日野市に住む3児の母。

つい最近まで、趣味や好きなものというのがピンとこなかった彼女が、

「育自のための小さな魔法 Part2」をきっかけに始めたのが抽象画。

本を買って、独学で学びながら、見よう見まねでやり始め、

今では自分の子どもたちと楽しくやっているとのこと。


それはいいねという事で、フォーラム当日のワークショップで、

「好きを語る」の参考例として、現物を見せながらデモしてもらった。

これがとてもすごいというか、ステキだった。

その時、これはいま通っている学童の夏休みにやりたい、

みんなとても楽しめるだろう、そういう想いが出てきた。

学童で聞くと、報酬は出ないが、外部から講師に来てもらっての

子どもたちが楽しめる企画は、できるということだった。

えみちゃんに相談すると、快く引き受けてくれて、

お仕事のお休みまで取ってもらえ、今回のお楽しみを実現できた。

8月5日も暑い日、大きな荷物を抱えて、国分寺まできてもらった。

結果は、子どもたちはみんな、ワクワク、イケイケ、イキイキ。

まるで泥んこ遊びのように、笑顔で、そして真顔で、思う存分に、

全紙画用紙3枚のスペースに色を付けていった。

筆だけではなく、はけ、段ボールのスタンプ、ゴルフボール・ビー玉、

緩衝材のプチプチや発泡スチロール、へら、ローラー、すだれ、

スプレー・スポイト、そして自らの手、......

色が重なったり、水浸しのようになっても、乾かすと味が出てくる。

1時間くらい描いて、乾かす時間に、片付けして、おやつを食べた。

そのあとは、大きな画用紙から、各々好きな部分を切り取って、

自分で選んだ色画用紙にそれを貼っていった。

そこに絵を追加したり、以前作っていた押し花を貼ったりもした。

気がついたら、えみちゃんが帰る16時に近くなっていた。

ほんとうは、一人ひとりが前に出て、自分の作品を見せ、

どんな色塗りをしたのか、どんなところを工夫したのかなどを、

おはなしする鑑賞会をしたかったが、時間切れとなった。

やる前は、長い時間集中できるかと思っていたが、

それもまったく心配はいらなかった。

それでも、17時過ぎにお帰りの会をしたときに、

1人は帰っていなかったけど、残っていた7人で鑑賞会をすることができた。

まだまだ、1-2年生なので、発表するというのは難しいが、

最近は、一人ひとりが何かお話しする機会を設けているので、

こういうことを繰り返していくと、話すこと、

そしてより難しい聞くことの学びになるだろうと思っている。

 

勝手にクローズアップする機能が付いているカメラで撮ったので、

枚数としては143枚、実際に撮ったの枚数より何割増しかにはなっているが、

それでも、正味100枚以上の写真をネットに上げてある。

一人ひとりのコラージュをつくりながら眺めてみるとよくわかるが、

一人ひとりの動作や表情がとてもいい。

本当に楽しんだな!ということがよくわかる。

 

こんな楽しい時間がもてたのも、育自の魔法のご縁のおかげ。

えみちゃん、学童保育のスタッフ、そして何よりも子どもたちに感謝!

 

今回、これを通して気づいたことがある。

「育自のための小さな魔法」の発端は、

子育て中のお母さんが対象だったし、今も大人が中心。

この育自の魔法だけではなく、大人が対象のものは、

なぜかいつも、マイナスからスタートする。

それが、小1-2年の子どもだと、端っからプラス。

プラスからスタートするから、イケイケ、イキイキ。

笑顔で、そして真顔で、思う存分できる。

これが人間本来の姿なんだと思えて仕方がない。