3月6日の「手放し切る時期」
3月19日の「2週間の静かな変容」
に書いてきたものは、
今あるものに、しっかり意識を向けて、
自分のできるかぎりのことをやっていこう、
そういう意識で行動をし始めているということです。
今あるものとは、学童保育です。
そもそも、今の学校にはざまざまな課題がある、
もし学童保育が、勉強できる環境を整えられたら、
学校はいらない、そんなくらいに思っているのです。
オランダのイエナプランのイメージが一番ぴったりくるので、
その関係の本や、学校教育の改革的な本も何冊か読みました。
そして、2週間くらい前から、準備してきたことがあります。
それは、この4月から新1年生も入ってくることもあって、
「てらこや」をやろうと考えました。
子どもたちの興味を引き出したい、そう思ったのです。
3年生の女の子が、3年生だけの秘密基地という言い方で、
独占してきた部屋があります。
一昨日、その子たちのお別れ会をしたので、
その貴重な場所を活用したいと思っていたので、
それを今日から、「てらこや」にしようとしています。
さっそく、キットパスでガラス窓に絵を描いていたら、
1年生がみんな一斉に寄ってきました。
1年前に、はなしききやと行く「大人の遠足」で
日本理科学工業を訪問したときに、
お土産にいただいたキットパス。
そのまま、家に置いてありました。
この部屋が使えるようになり、
真っ先に思い浮かんだのは、
キットパスを使おう、ということでした。
ガラス窓に絵が描けるなんて、楽しいですよね。
今日ステキだったのは、
今度入ってくる新1年生への歓迎の言葉を書いた子がいます。
そうすると、みんなが思い思いに、歓迎の言葉を書いたのでした。
キットパスのほかにもう一つ、埋もれた中から
役に立つものが出てきました。
それは、何年か前に参加した
Mr.Heroのコミュニケーション・マジックです。
けっこう本格的なマジックです。
それを、一昨日のお別れ会でやりました。
全員とは言えないけれど、興味を示している1年生がいます。
今日も練習して、ひとつできるようになりました。
マジックやクイズも、てらこやで使っていく大切な材料です。
過去にやったことが無駄になっていない、
いや、活きていると感じられる時がやってきました。
ほのぼの、のびのびの「てらこや」の始動となったなと思います。
この「てらこや」は、試行錯誤しながらやっていきます。
いろんなことができそうです。
「てらこや」とはなにか?
こんなふうに考えています。
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キッズクラブ戸倉のてらこや(寺子屋)とは
- 勉強する・させる場ではなく、楽しみながら学習できる場
- 子どもたちの興味・関心を引き出す場
- 自主性を育む場
- 子どもたち一人ひとりの違いや特徴を見極め、それぞれに合った成長を支援するヒントを得る場
- 大人も無邪気に楽しみ、学べる場
- 強制ではなく、来たい子が来る
- 子どもたちにまず聞いて、やることを決める
- 用意したメニューは、壁に貼っておいて、いつでも見ることができるようにする
- 一方的に教えたりするのではなく、出てきた疑問は一緒に調べて学ぶ
- 「てらこや」には、子どもたちの興味をそそるものを置く
- 使ったら元に戻す、作りたくなったら一緒に工作する
- 大人は誰でも、その場を活用できる
- 本部や学童保育の制約があるのかもわからないけど、将来的には、外部の人にボランティアで来てもらってもいいのではないかと思っている
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そして、最近、Sol Cafe_幸せの栖の
冒頭のビジョンやミッションも見直しました。
かつては、たくさんたくさん書いていました。
いまも、そんなに短いとはいえないものの、コアの部分だけにして、
新しく生まれてきた「子どもを通しての幸せの栖」への想いを書き込みました。