私の母は、認知症と診断されています。
グループホームに、4月半ばから入居していますが、
そこにいる人も、様々です。
母は、たぶん自分が認知症だと思っていないと感じています。
無責任に言えば、とっても能天気です。
訳が分からなくて、毎日何度も何度も、同じことで電話してきます。
電話を受ける方は、
もういい加減にしてよというのが、正直なところです。
特に今朝は、いつもと違うところに入院していたこともあって、
6時台から、5分おきに電話してきていて、
一度出たのに、マナーモードで充電していると、
ほぼ同じメッセージが、12個入っていました。
そんな本人は、電話したことすら覚えていません。
膀胱に腫瘍ができていたことがわかって、
今日組織診(検査のため)の手術を受けましたが、
本人は、何度聞いても、
普通だったら落ち込むようなことなのに、
ある意味あっけらかんとしています。
屈託がなく、楽しそうですし、
話を聞いていると、
物忘れしていることが、笑いになるくらいです。
母の頭の中にあるのは、過去です。
かつてできていたこと、
そんな過去に生きているのですが、
それが母にとっての今なんです。
不思議な感じですが、
ひょんなことから、この本に出会いました。
あまりにも、ステキで学び多き本なので、
たくさんの引用文を書き出しました。
ということで、このあと、
それを➁以降でここにシェアしていきたいと思います。
私たちが、いかに思い込みや決めつけで生きているか、
それがよくわかります。