2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

知らないのに真似される存在

前回の「知ったかぶりの時代」とこの内容は、 『あなたと子供が出会う本』長谷川由夫著 を読んで出てきたことです。 この本には、子育て相談の実例がいくつも書かれています。 そこから読み取れるものは、子育ては親だけでは難しいということです。 新型コロ…

知ったかぶりの時代

知って犯した罪と、知らずに犯した罪は、どちらが重い? という弟子の問いに、お釈迦様はこう答えています。 「知らずに罪を犯すと、限度を超えて無慈悲に犯すから、その方が重い」 なるほどと思います。 「知る」とはなんでしょう? 「知る」とは、そんなに…

ある風景の裏側:自分の7番目の方角を見る

小雪が舞うような寒い冬、私が入ろうとするコンビニの入り口前で、 三人の若い男性が地面に座ってカップラーメンを食べていました。 この風景を見て、どう思うでしょうか? 私も、つい「邪魔な奴らだ!」と思ってしまいます。 多くの大人、特に「自分に優し…

「元気」に触れて、もらって、思い出す

この本を読んで、「元気」について考えてみました。 ちなみに、この本、以下の方におススメです。 がんにかかったことのある人 がんにかかっている人 まだがんにかかったことのない人 地元の図書館にも近隣の市の図書館にもなく、 予約した本は、都立図書館…

緊急事態にきちんと機能するコミュニティ

日々、子どもたちと接しながら感じることを 最近、ブログにもよく書いています。 そこで思うのは、 ------------------------------------------ 子どもが子どもである時期にある間は、 子どもの問題は、子どもの問題ではなく、 親の問題であるということ。 …

「ものがたり」は始まる

昨日、Facebookに新しいページをつくった。 タイムラインにシェアしたので、ブログにも書いておこうと思った。 特にそのページにいいね!を要求することもしない。 海のものとも山のものともわからない自分の夢の「ものがたり」を ここで温めて、創っていけ…

性格ってなに? ② 子どもを見て思う

放課後子ども教室に来ている3年生の女の子。 先週金曜日に、ちょっと荒れました。 男の子だったら暴力的になっていたと思われますが、 女の子だけに、八つ当たりの仕方も控えめでしたが、 友だちや大人の何気ない言動、対応の仕方に敏感に反応して、 自分が…

ちょっと自慢話をするのもいいかも その2

子どもたちと遊ぶ私の職場では、毎日一歩一歩進んでいっています。 今日は39人の子どもたちがやってきました。 https://solcafe.hatenablog.com/entry/2020/07/12/110639 ここに書いたように、「絵の上手な先生」路線で行こうと思ってからは、 ほぼ毎日、ネ…

性格ってなに? ① 赤ちゃんを見て思う

性格という言葉がでてきたのは、 このブログに書いた出来事があったからだと思います。 https://solcafe.hatenablog.com/entry/2020/07/17/233226 辞書的にはこうなります。 性格とは、 日常的には生れつきの品性という意味に使われている。 また気質と違っ…

個性を活かす教育の場所

『フィンランド式頭のいい子が育つ20のルール』 の著者小林朝夫さんは、元塾の先生でした。 その人がこう言われています。 --------------------------------- フィンランドでは、塾に通わずに日本の子どもたちより レベルの高い学力をほぼ全員が手にしてい…

想定外と想定内?

毎日仕事に行くのが楽しみです。 多くの子どもたちといると、 いろんな想定外なことが起こります。 しかし、それは想定外なのでしょうか? ただ、知らないだけではないかと思うのです。 今日これまで数回来ていた3年生の子が、異常な行動をとりました。 言動…

吐露: 人災

たいへんなんことになりそうです。 その大きな危惧を胸の内に留めておくのは難しいので、 吐露することにしました。 九星気学では、 今年の暮れから来年にかけて、 想定できないほど大変なことになると言われていますが、 どうも、人災によって、それが早ま…

夢に向かう力

夢、持ってますか? 夢を持つと、どんないいことがありますか? 夢を持てない現実は、どんな現実なのでしょう? こどものみらいプロジェクト ゆめドリの「ドリームマップ」授業を 子どもたちに届けるということをやっている者として、 「夢を持つ」というこ…

ちょっと自慢話をするのもいいかも

放課後子ども教室「けやきッズ」に 初めて子どもたちがやってきたのは、6月15日でした。 1年生はまだ給食がなかったので、2年生以上です。 1年生は、翌週の22日から来るようになりました。 それ以来にぎやかな日々が続いています。 特に何の意気込みもなく、…

すでにある

最近、これらの本を読んでブログに書いてきました。 左は、イエナプランの小学校 真ん中は、箕面こどもの森学園中学校(小学校もある) 右は、高校の居場所 「ここいまタウン」で考えていることが、いま実際に、 小・中・高の学校で、ある程度の形で存在して…

生きるストライクゾーンをひろげる

『学校に居場所カフェをつくろう!』居場所カフェ立ち上げプロジェクト石井正宏(NPOパノラマ代表理事) の冒頭にこんなことが書かれていました。 ----------------------------------------- 20年前、ひきこもりの若者たちと出会いました。 彼らとの会話に…

無理して強くなるの?

勉強って、不思議な字ですね。 強は、強いですが、勉って勉めるです。 辞書には、こう書かれています。 「無理に力を出してはげむ。つとめる。」 『みんなで創るミライの学校』 箕面こどもの森学園(辻正矩、藤田美保、守安あゆみ、佐野純) からの引用です…

生き心地の良い町

『生き心地の良い町』岡壇著の生き心地の良い街とは、 全国でも自殺率が極めて低い徳島県の海部町です。 その特徴を、書き出してみました。 根づいている考え方 いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがよい 人の意思を聴く、それを尊重する 「病、…

大人の子ども像、子どもの大人像

いろんな本を読んだり、毎日子どもたちと接しながら思うことがあります。 いろんな大人がいて、いろんな考え方を持っています。 しかし、その違いが隠れてしまったり、抑圧されたりしています。 多様性は大事だといいながら、大人の世界では、 けっこう固定…

流れ星に願いを

今日は七夕です。 あいにくの雨でした。 新型コロナでなかなかスタートできなかった新しい職場、 放課後子ども教室に、ここのところ毎日通うのが楽しみになっています。 小学低学年を中心とした元気な子どもたちと、 それも無邪気に遊んでいる子どもたちと、…

がんが自然に治る生き方いろいろ - 生きるためにいちばん大切なものを考える

おこがましいですが、 今回は「人間が生きるための真理」について考えてみたいと思います。 手術後3カ月たった乳がん患者と面接して、病気への向き合い方を調べた結果、 4つのタイプがあることがわかりました。 「がんに負けないで必ず勝つ!」と闘争心にあ…

「幸せ」と「いのちが喜ぶこと」を考える ー 弾力性のあるコミュニティ

この本には、なるほど!ということがたくさん詰まっています。 それらは、書き留めてありますが、 後でまた振り返って、考えていきたいと思います。 まずは、いちばん響いたことを書きます。 「幸せを感じること」それは、とても大切なことです。 しかし、そ…

「幸せ」と「いのちが喜ぶこと」を考える ー 自殺は身近な問題②

自殺について、もう少し数字を確認しようと思って、 警察庁のデータを見てみました。 『生き心地の良い町』岡壇著(2013年発行)が書かれたころ、 日本の年間自殺者数(当時)は約3万人、交通事故死の約6倍であったようです。 交通事故死者数は年々減り続け…

「幸せ」と「いのちが喜ぶこと」を考える ー 自殺は身近な問題①

「幸せを感じること」と「いのちが喜ぶこと」は同じでしょうか? また、ある本に巡り合いました。 『生き心地の良い町』岡壇著(2013年発行) 「生き心地の良い町」とは、まさに「ここいまタウン」だね! と思って、読んでいきました。 ここで具体的に取り上…

いのちの場所 ②

「いのちの場所」①では、” 他者のとの関係の中に、自分の生きる場がある " という、空間的な「いのち」の場所を考えました。 では、「いのち」の場所は、時間的に見るとどうなるのでしょうか? 『いのちの場所』内山節著には、このようにも書かれています。 …

いのちの場所 ①

『いのちの場所』内山節著を読んで、ある言葉に接しました。 そして、孫の菫の笑顔と視線を見ていて、 「ここいまタウン」につながるものを感じたのです。 この本に書かれていたのは、こういうことです ---------------------------------------------------…