2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

<Tip & Episode> 「循環する時間」と「自然の営み」

<Tip & Episode> 「直線の時間」と「選抜社会」と の続きです。 【循環する時間】 一方、「循環する時間」とは、調べてみるとこういうことのようです。 <里山の時間> 春が訪れたとき、村人は春が戻ってきたと感じながら、それを迎え入れる。 去年の春か…

<Tip & Episode> みんなが「びりっかす」だったらどうする?

『「直線の時間」と「選抜社会」と』の続きで、 『「循環する時間」と「自然の営み」』を書く予定だったけど、 昨日読んだこの本に惹かれて、先にこちらを書いてみることにしました。 最近、ある関心を持って見たり書いたりしていると、 たまたま開けた本に…

<Tip & Episode> 「直線の時間」と「選抜社会」と

「都会で働く人には、時間に追われ、 一直線に進む「直線の時間」が流れていると言われています。 「直線の時間」では、失敗は許されません。 やり直すチャンスが与えられることなく、時間が前に進んでいきます。 学校にも、いつかこの「直線の時間」が流れ…

<Tip & Episode> 笑顔、意欲、主体性

不要不急の外出を控えるように言われているこの週末を、 「大切なこと」を考える時間にして、ゆっくりとすごしています。 そんな時間を過ごしていると、 ここに書きたいことが、いっぱい出てきました。 とりあえず、今の時代の変化や、 「直線の時間」と「循…

<Episode> しつけを考える⑧ ガマン比べ

この写真、特に意味はない。 ただ、いつもハートメガネをかけて、 子どもたちと一緒にいたいなと思っている。 その子が、なぜそうするのか、そこにはワケがある。 彼には満たされていない状況がきっとある。 それは、「しつけ」と言えば、たぶんそうなのだろ…

「ものがたり」を頭で考える

この絵本は、「ものがたり」だねと思った。 この肌で感じた「いい絵本」「いいものがたり」は、 なぜ、そう感じたのだろう。 今日の東京駅への行き帰りと昭和記念公園で読み切った本 『教えない授業 美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方』 鈴木有…

「ものがたり」を感じる

学童保育で、昨年5月半ばに始めた「てらこや おはなしのじかん」、 ほぼ毎日、絵本や、まれに紙芝居を読んできました。 時折、他の大人や子どもたちにも読んでもらいましたが、 それらの絵本はほぼ全部、私が図書館から借りてきています。 いったい何冊の絵…

【Solの徒然詩集】〈9〉まだ固いつぼみの下で

〈1〉 昭和記念公園のいつものベンチに座る。 ソメイヨシノはまだ固いつぼみ。 その上には青い空が澄ん澄みわたる。 風もなく、ポカポカに心地よい。 もう春なんだね。 こもれびのミレイちゃんが降り注ぐ。 モグラの妖精のもっくんは、どうしているのだろう…

<Tip & Episode> 子どもには、陰日向がある。

このブログを、書こうと思ったのは、 昨日、学童保育である出来事があったから。 そして、それは今日も起こった。 「子どもには、陰日向がある」 これは、日々、子どもたちと接している私が感じていること。 日向とは、いわゆる「おりこうさん」。 陰とは、…

【Solの徒然詩集】〈8〉陽の光に乗って届いたもの

昨日は、冷たいみぞれ降る土曜日。 3月も半ばなのに、桜も咲いたのに、 なんて寒い日なんだろう。 一夜明けた今日の日曜日。 おひさまが出ていてうれしい。 気温は高くはないけれど、 陽の光にあたると、ポカポカあったかい。 昭和記念公園に向かうときには…

<Tips & Episode> 「ありがとう」が身に沁みる年に②

今の時代、本当の意味での「ありがとう」がなくなっていると思えます。 それは、貨幣経済に浸りきった現代人が、 多くのことを「有難し」ではなく、 「当たり前」だと勘違いしているからでしょう。 しかし、当たり前のことなんて、どこにもないですよね。 今…

<Monologue> 「ありがとう」が身に沁みる年に①

2008年、私が51歳になった年、今から12年前なので、 その年も「子」年だったんだなと気づきました。 今年という「大変化」の年を、 自分の12年前の実体験と重ね合わせています。 いまの世の中は、未曾有の混乱の様相を呈しています。 底が見えない試練のとき…

【Solの徒然詩集】〈7〉ものがたりのアウトライン

くもり空の昭和記念公園。 いつものベンチに座って眺める。 巨大な芝生の広場に、人々が散らばっている。 家族や友人単位で、各々が楽しい時間を過ごしている。 見れば、まばらで、バラバラなんだけど、 そこにいる人たちみんなは、つながっている。 母なる…

【Solの徒然詩集】〈6〉こもれびの丘

昨日の朝、天気予報は告げていた。 今日は、曇りときどき晴れ。 明日はどうも雨模様だ。 雨だったら、やるの難しいし、 やりたくないことがいくつかある。 だったら、今日それをやっておこう。 それに、明日何が起きるかわからないし、 芽生えた兆しを大事に…

<Tip & Episode> しつけを考える⑦ 発達は積み重ねていくもの

本を読み、また、学童保育やドリマ授業の経験を踏まえながら、 「しつけ」について、何度か書いてみた。 ライフワーク柄、いつも「しつけ」は、頭から離れようがない。 私は「しつけ」という言葉が、好きになれない。 最近読んだ本の中に、こう書かれていた…

きっと何かが届いている

昨日から、特別な3月の学童保育が稼働した。 6割がたの子どもたちが、元気にやってきた。 朝から夕方までの長丁場、 それでも暇をもて余すようなことはなく、みんなよく遊ぶ。 そして、17時前後の「おはなしのじかん」も、いつも通り。 特別な事情がない限り…

【Solの徒然詩集】〈5〉アオキの新芽とナナホシテントウ

そこ、ここでよく見かけるアオキ。 春先に、なんともかわいい新芽が吹くアオキ。 今年は、ちょっと早い感じだ。 やがて、その先に可憐な花が咲き、 なんともかわいらしい黄緑色の葉っぱが芽生えてくる。 これからしばらくのあいだ、眼を和ませてくれるアオキ…