けがしても大丈夫な学童保育

学童保育と言ってもいろいろあります。

昨年7月末から通い始めた、いまの学童保育。

ここでよかった、今の私の「子どもたちへの想い」があるのは、

ここに通うことができたおかげだと、今日、感謝が湧いてきました。

 

一概に学童保育といっても、場所場所で違っています。

私も、一度応援に行って、その違いに愕然としたことがあります。

この学童は、埼玉県に本拠を置くNPOが運営する10数の施設の一つです。

同じ経営だからと言って、同じとは限りません。

そこを運営する人によって大きく違います。

 

最近人手不足なので、

ほかのところから応援にきてもらう日が多くなっています。

1-2名ですが、経験も考え方も違います。

 

とってもかわいい高度発達障害の子は、

この学童でみんなにもまれながら、日々成長しているのですが、

先日応援に来た若い支援者は、

「彼はみんなとは一緒に遊べないので、別にした方がいい」

ということを言っていました。

 

そして、何度も来ているもう一人の人は、

その子は、一緒に遊ぶ方がいいという意見で共感できますが、

いちばん大切なのは、「子どもにけがをさせないこと」

だと言いました。

 

たしかに、その人の口癖は、

「危ないからやめなさい」で、

今日も何度聞いたかわかりません。

 

公園にあるうんていに上がると何も言わないのに、

その横にある同じ高さの井戸のタンクの上(危なくない)だと、

「危ないからやめなさい」と言われるので、

子どもは、???だと思います。

 

 

けがをさせないこと、至極当たり前に聞こえますが、

ほんとうにそうでしょうか?

 

けがをしないで大きくなる子どもがいるとすると、それは異常です。

 

この学童の責任者の女性は、

「けがをしてもいいんです。けがをして子どもは成長するからです。

けがをしたら、私が責任を取るので、必要なチャレンジはさせてください」

そういわれました。

 

今、この学童の小1の男の子のブームは、木登りです。

今日も嬉々としてやっていました。

正直公園だし、出ている小枝や芽を踏みつぶしたりするので、

一般的にはNGです。

でも、それもありだと思って、やらせています。

「この木も生きていて、芽も出てきているので大切にしよう」

とは言っていますが、まだピンと来てはいません。

 

3年生の女の子は、以前木登りして、

「下りられないので助けて」と言ったどうです。

その人は、それを助けたのですが、

また登りたいと言っても、「止めておきなさい」と言うそうです。

やらなければ、木登りも下りることもできるようにならない、

私はそう思うのですが....。

 

その人のいつも行っている学童は、

危ないことはさせない、

けがをしたら、その遊びは禁止にするそうです。

 

 

そんな意見の違いはありますが、

そんな話をして、その人も、100%ではないにしても

郷に入っては郷に従えと思ったのではないかと思われます。

 

この学童では、子どもたちはのびのび遊んでいます。

無理やりやらせないので、宿題も自主的にやるようになっています。

 

日々成長が感じられる子どもたちと一緒に、

この場所にいられること、それだけで、私は幸せです。

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なお、この写真は、学工藤保育の途中にある家の写真で、

この学童保育とは、直接関係ないものです。