自分の殻を破るために

昨日行われた今月のレジェンド・サロンは、

山中恵美子さん(恵美ちゃん)をゲストにお迎えした「瞬読」。

そこには、普段語られたことのない

恵美ちゃんのストーリーテリングがありました。

 

それはすごくパワフルであり、かつ、

優しさや、すがすがしさも感じるストーリーでした。

 

「瞬読」のベースには、人生の試練の中で、

ご主人と一緒に、いわゆる裸一貫で立ち上げた塾の事業があります。

現在、ご主人が代表をされているこれらの塾事業。

 

塾を作ったきっかけは、

「自分の子どもを通わせたい塾が全く見つからなかった」

からでした。

 

だから塾のコンセプトは、「わが子を通わせるなこんな塾」

そして、ディズニーランドみたいな塾。

1回行ったらまた行きたくなる塾。

 

それは、おちこぼれないように学力を上げる、

また、受験を突破するための普通の学習塾とは全く違う、

”子どもたちの未来の幸福な歩みのために”

という想いで出来上がった塾です。

 

それゆえに、立志塾というものまでできています。

自ら考え行動できる次世代を担う人材を育成する塾。

そのキーワードは「夢」。

 

子どもの自立を妨げる第一の原因は「親」ということで、

親塾までやり、家族をみんな呼んで、

外部の講師を招いたセミナーをやったりもしています。

 

それにかける想いを直接聞くことで、

ウェブサイトからだけでは十分わからない

とてももステキな”なせ”を実感できました。

 

「子どもを育むを通して、みんなが人間らしい豊かな人生を生きる

幸せの栖をつくる」というSOLの夢、

そして、子どもたちに夢の種を届けるドリマ授業などの活動で

感じていることに、とても響くものがありました。

 

それだけでも十分ですが、さらに想像を超える「瞬読」には、

ユリ・ゲラーのスプーン曲げ的なインパクトがありました。

そこでは、ありえないことが起こっています。

それも、ごく普通の人たちがやっているのです。

 

私は、読むのもそこそこ速く、月に10冊は本を読んでいて、

響いたところに付箋を貼って書き留めたりしているので、

正直、読書することには困っていません。

だから速読にも興味はなかったし、瞬読にも期待はしていませんでした。

 

小説は最近あまり読みませんが、作家がものすごい時間をかけて、

繊細な表現力、文章力を使って書き上げた本を、

一瞬で読むというか、見て理解してよいのかという疑問もあります。

そもそも、瞬読では、そんな本を味わうということは

できないだろうと、今も思っています。

 

だから、「本を速く読むことが目的」であれば、興味はありません。

しかし、それだけでは済まされない何かが、そこにはあると感じました。

 

それは、右脳を開いて、未知の可能性を拓くということです。

 

瞬読をマスターすると、「本を速く読める」以外に

たくさんの能力を拓くことができるようです。

  • 情報を受け止める能力
  • 反復練習を行う力
  • 情報を処理する力

に加え、こういうことも実際に起こっています。

  • 楽譜を瞬時に覚えられるので、楽譜を見ずに演奏できた
  • 複雑な振り付けも、すぐ覚えられるようになった
  • 動体視力が上がるので、球技のスキルも上がった
  • 数学の成績まで上がった
  • 大人のビジネスコミュニケーション力まで上がる
  • 外国語学習もスムーズになる

 

右脳が活性化する、

すなわち、潜在意識が、気づかないうちに動いて

意識しなくてもできることが増えるということ。

 

その意味でも、瞬読は、

「自分の殻を破る可能性を広げる」

ということでもあると思います。

だったらやってみようと思うわけです。

 

昨日は、”よんなー よんなー”に行くときの電車の中で、

この「瞬読」の本を17-8分で全部めくってみました。

すごくゆっくりですが、残念ながら、何も残っていません。

その後と帰りの電車で、普通に全部読んでみました。

 

本の後半のトレーニングで、

「変換力を鍛える」は、特に疲れました。

平仮名だけのものなど、

時間をかけても並べ替えられないものもありました。

「イメージ力を鍛える」では、1秒以内に目を移しながら

通してみましたが、意味は掴めません。

 

そして今日は、学童保育に通う途中の駅にある本屋で、

約5分くらい余裕がある時間を使って、

簡単な本をめくってみたり、

学童保育にある本をめくってみたりしました。

見るのではなく、結局読んでいる自分がいます。

だから、ほんとうにできるのだろうかと思えます。

できないと思える自分に、落ち込んだりもします。

しかし、できる人がたくさんいるのであれば、

自分にできないはずはないのです。

 

また、

「一回目ですべてを正しく並べ替える必要はない」

「いつか正しく並び替えられるようになる」

というおおらかな気持ちで、気楽に取り組みましょう

と、この本には書かれています。

 

そして、大事なのは、

「読まないこと」「考えないこと」「頑張りすぎないこと」

です。

 

私の人生は、定年前と定年後では大きく変わっています。

ある意味、傍から見ると大きな変化です。

普通にはあまり見ない例でしょう。

 

しかし、それは、自分のできることの延長線上でしかないのです。

その意味では、まったく自分の殻を破ったことはかつてなかったな、

と思うわけです。

 

左脳の塊のような人生の中で、右脳を開くことの意味、

この感覚が味わえるとすごいなと思います。

 

今回、瞬読だけだったら、そこまで思わなかったかもしれません。

ストーリーテリングがあったからこそ、響くものがありました。

 

これは何かのご縁です。

できないと思えばできない、できると思えばできる、

で、やってみるしかないな、今そう思っています。

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