PIECESの「よんなー よんなー」の一周年を記念して
コラムリレー「おとなってなんだろう?」を
やることになりました。
時間があるので、
ゆっくり出てくるものをメモしたりしています。
出てきたことはこんなこと。
- 大人とは、人から慕われる人
- 子どもから、あんな大人になりたいと思われる人
子ども同士でも、あこがれの対象はあります。
その場合、おもに能力・才能的に、
あんなにすごくなりたい、
あの子のようにできるようになりたい、
という面が強いでしょう。
一方、慕われる大人とは、
人間的にあんな人になりたい、
そう思える人でしょう。
そんな人は、言い換えると
- 北風ではなく太陽な人
- 人の可能性を信じられる人
- いるだけで安心できる人
それを、無理やりまとめると
- 存在感のある人
かなと思います。
多くの失敗や挫折を乗り越えてきたからこそ、
そんな存在感が得られるのかもしれません。
これは年輪かもしれませんね。
そんなことを、そろそろ書こうかと思っていた時、
たまたま読んだこの本に、
こんなことが書かれていました。
『「心の掃除」の上手い人 下手な人』
斎藤茂太著
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自分を好きになる、自分の生き方に納得している...
これが人として幸せに生きるための最低条件だと思う。
自分を好きでない人は、
他人を真剣に愛することはできないし、
人に愛されているという実感も持てない。
(中略)
「自分を好きな人」は、自己中心的でわがままな人とは違う。
他人の迷惑を考えず、好き勝手にやっている人は、
「自分が好き」というより
「自分が可愛い」だけである。
自己中心的で自分の利益しか考えられない人は、
わがままを押し通さないと損してしまう....
そういう不安があるのだろう。
すぐに手を伸ばさないと好きなお菓子がなくなってしまう、
と考えていることもと変わらない。
あるいは、我がままにふるまうことで、
皆の注目を浴びたい、
自分にかまってもらいたいのかもしれない。
これも子どもと同じ心理だ。
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すなわち、大人とは、
- 自分を好きな人
- 自分の生き方に納得している人
と言えます。
『SOL Cafe_幸せの栖』の根底にあるのは
「自分が幸せだと感じること」です。
自分の幸せのコップが溢れてはじめて
ほんとうの意味で、
ほかの人を幸せにできるのだ
そう信じているからです。
自分が好きで、幸せだと感じ、
感謝できる人が、大人であり、
その存在感が、人から慕われるのだと思います。