生命線である木毛つくりの製造機は、
今や作るメーカーもなく、部品もなく、図面もない。
だから、廃業したメーカーの機械を引き取って、
部品として使っているという状況があった。
そんなとき、
地元の高知職能短大の生産技術科2年生の3人が、
卒業研究の一環として、
戸田商行を10回訪問し、
製造機とほぼ同型の予備の機械きを分解して、
その機械の図面起こしをした。
そのおかげで、無料で図面ができた。
そして、今年、県工業会から、
関西機械要素技術展(今年の10月3-5日)に、
展示効果の高い機械として出店したいので、
「木毛削り機」を造らせてほしいとの要請があった。
会員企業16社が集まって、
不備ながら学生が起こした図目をもとに、
みんなの協力で、図面の引き直しをしながらも、
新品の機械が出来上がった。
まだ、動かすまでには至ってないけれど、
木毛専業メーカーとして末永く生きていくという
夢が叶う目途がたってきた。
夢を描き、信じて、伝えることで、夢が自然と叶ってくる、
まさにドリームマップの世界がここにある。
夢を描いて、信じて、行動すれば、
思いがけない運が巡ってくる、
それが、まさにここにあった。
会社の行動指針
- 笑顔・あいさつ・おおきな声
- 謙虚・誠実・信用
- 常に考え、常に成長することを忘れず、人格を高める
- 感謝の気持ちを忘れず返謝の気持ちを持つ
ここにも笑顔、あいさつがある。
四国管財とも相通じるし、
いい会社とは、みんな根っこでつながっている。
口だけではなく、人を本当に大切にしている。
会社とは、なにか?
それは、そこで働く人が居場所と思えるところ。
そんな会社が、いまどれだけあるだろう?
大人の遠足で、この目で見た4社、
- 伊那食品工業
- 日本理科学工業
- 四国管財
- 戸田商行
少なくともこの4社は、間違いなくそう言える。