生きがいとは④

今回生まれて初めて、岩国のホテルに泊まっています。

母がグループホームに入って、

生まれ育った家がなくなったからです。

 

岩国の駅前は、かつて本当にさびれていました。

今も、活気があるとは言えませんが、

少しずつ戻ってきている感じがあります。

少なくとも、飲食できる場所が増えています。

それはとてもうれしいことです。

 

今晩は、Fukuokaというイタリアンに行きました。

数か月前に来て、今回が2回目です。

 

ステキなお店ですが、

TONYを知っている私からすると、

東京では厳しいなという感じがしました。

味が繊細ではないというか、

けっこう塩が効きすぎていたりしています。

 

それでも、夫婦で頑張っているのがわかります。

旦那さんが入り口で構えながら、ピザ系をやっていて、

小柄な奥さんが、台に乗ってピザを切り、気配りし、

奥では若い男性が、パスタや肉系をやっています。

若い女の子が2人ウエイトレスをしています。

 

生ハムサラダは、とっても見事な生ハムでした。

ガーリックトーストは、380円ですが、これも見事でした。

 
岩国ではピザを食べられるお店はほとんどないですが、
ここはそれが売りなようです。
一人ではちょっと多いと思って食べていませんが、
美味しそうでした。

 

本当に頑張っているのがわかります。

しっかり、おもてなしにも気を配っています。

やりがいをもってみんな働いている感じがしました。

 

もう5年やっているそうです、

大阪からやってきたそうですが、旦那さんは岩国出身でした。

 

 

東京では厳しいかもしれないと書きましたが、

たぶん、東京に行くということになれば、

地方都市かもしれませんが、けっこうはやるお店になるでしょう。

それだけ、まじめに、そして向上心がうかがえるからです。

そして、生きがいを持たれているのが、よくわかるのです。

 

岩国では、これ以上のイタリアンはないでしょうし、

今日の金曜日、

予約なしのお客さんはお断りするくらいはやっていました。

 

隣の席は、白人のアメリカ人5人組。

男3人、女2人。

Marine Corpsとか言っていて、

かなりかっこいい男性陣でした。

 

岩国は米軍基地があり、

その関係のお客がほかにもたくさんいました。

 

このお店、たぶん地元の人だけだったら、

ここまではやっていないかもしれません。

基地があるからこそと思えば、なんだか複雑な感覚でした。

 

そんなこんなはさておき、

とてもステキなお店で、

この岩国には欠かせないお店です。

 

私は大学を出て、大企業に勤め、けっこういい思いをしてきました。

でも、本当は、もっと他にも選択肢があったのかもしれないなって、

最近はそう思うのです。

 

最近は、学童保育が楽しいので、毎日が充実しています。

そして、今日もパンを焼きましたが、料理も嫌いではありません。

それに、最近は雑用的庵家事を楽しんでいます。

企業でやってきたこと以外が、けっこう向いている気がしています。

 

その意味では、生きがいとは、どこにあるかわからないなと思えます。

学校で勉強ができた、ただそれだけで、

生きがいの選択肢を狭めてしまったのではないか、

そんな気がします。

 

ただ、この歳になってそれに気づけるということが、

とってもありがたいと思います。

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