今回生まれて初めて、岩国のホテルに泊まっています。
母がグループホームに入って、
生まれ育った家がなくなったからです。
岩国の駅前は、かつて本当にさびれていました。
今も、活気があるとは言えませんが、
少しずつ戻ってきている感じがあります。
少なくとも、飲食できる場所が増えています。
それはとてもうれしいことです。
今晩は、Fukuokaというイタリアンに行きました。
数か月前に来て、今回が2回目です。
ステキなお店ですが、
TONYを知っている私からすると、
東京では厳しいなという感じがしました。
味が繊細ではないというか、
けっこう塩が効きすぎていたりしています。
それでも、夫婦で頑張っているのがわかります。
旦那さんが入り口で構えながら、ピザ系をやっていて、
小柄な奥さんが、台に乗ってピザを切り、気配りし、
奥では若い男性が、パスタや肉系をやっています。
若い女の子が2人ウエイトレスをしています。
生ハムサラダは、とっても見事な生ハムでした。
ガーリックトーストは、380円ですが、これも見事でした。
岩国ではピザを食べられるお店はほとんどないですが、
ここはそれが売りなようです。
一人ではちょっと多いと思って食べていませんが、
美味しそうでした。
本当に頑張っているのがわかります。
しっかり、おもてなしにも気を配っています。
やりがいをもってみんな働いている感じがしました。
もう5年やっているそうです、
大阪からやってきたそうですが、旦那さんは岩国出身でした。
東京では厳しいかもしれないと書きましたが、
たぶん、東京に行くということになれば、
地方都市かもしれませんが、けっこうはやるお店になるでしょう。
それだけ、まじめに、そして向上心がうかがえるからです。
そして、生きがいを持たれているのが、よくわかるのです。
岩国では、これ以上のイタリアンはないでしょうし、
今日の金曜日、
予約なしのお客さんはお断りするくらいはやっていました。
隣の席は、白人のアメリカ人5人組。
男3人、女2人。
Marine Corpsとか言っていて、
かなりかっこいい男性陣でした。
岩国は米軍基地があり、
その関係のお客がほかにもたくさんいました。
このお店、たぶん地元の人だけだったら、
ここまではやっていないかもしれません。
基地があるからこそと思えば、なんだか複雑な感覚でした。
そんなこんなはさておき、
とてもステキなお店で、
この岩国には欠かせないお店です。
私は大学を出て、大企業に勤め、けっこういい思いをしてきました。
でも、本当は、もっと他にも選択肢があったのかもしれないなって、
最近はそう思うのです。
最近は、学童保育が楽しいので、毎日が充実しています。
そして、今日もパンを焼きましたが、料理も嫌いではありません。
それに、最近は雑用的庵家事を楽しんでいます。
企業でやってきたこと以外が、けっこう向いている気がしています。
その意味では、生きがいとは、どこにあるかわからないなと思えます。
学校で勉強ができた、ただそれだけで、
生きがいの選択肢を狭めてしまったのではないか、
そんな気がします。
ただ、この歳になってそれに気づけるということが、
とってもありがたいと思います。