生きがいについて②

『今こそ日本人の出番だ』の中で、

村上和雄先生は、さらにこう言われています。

 

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高齢者の方々の利点は、自由な時間と長年の経験をもっていることです。

現役で何十年も働いてきたのですから、

知識もあるしノウハウもあるし、人脈もある。

定年退職後の人たちに、どのように協力してもらうか、

それは国や地方自治体が考えなくてはいけない。

 

少子高齢化の最大のポイントは、老人パワーを生かすことだと思います。

人生の知恵をもっている世代が、

自分の趣味や孫のお守だけに時間を使っているのは、

国にとっても、もったいない。

 

だいたい生き甲斐というのは、

世のため人のために何かをすることで得られるものだと思います。

私は講演会などで人が喜んでくれるとうれしいし、

それが生きる張り合いにもなっています。

自分が役立つということが、自分の生甲斐になっています。

 

今、日本は「生涯立志の時代」です。

いくつになっても志を持つ高齢者は、

「あとは余生を楽しもう」ではなく、

「日本のために何ができるのか」

ということに思いをめぐらすことが大事だと思います。

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この写真は、昨日奥多摩の白丸ダムの上から見た虹です。

虹は、見上げるものと思い込んでいると、

これは、思いもつかなかった不思議な光景です。

 

いつもより大量の水が怒涛のように放出されていました。

そこに太陽が差し込むと、眼下に虹が現れるのです。

 

私たちは、気づかないまま、思い込みにとらわれがちです。

そして、世の中の常識というか慣習にもとらわれがちです。

 

また、鳩ノ巣渓谷でこのような短歌を詠みました。

 

瀬のくぼみ 下って上る 木の葉あり
  一歩踏み出せず くるくる回る

 

岩が突き出たくぼみでは、流れが逆流します。

そこに小さな木の葉があり、突き出た岩のほうに近づくと、

回転する流れに乗って川上に上ります。

その横に木の葉が付きました。あとの木の葉は、

突き出た岩で逆流する流れからほんの少し外にあり、

そのまま流れていきました。

元の木の葉は、また逆戻りです。

 

一枚目の木の葉と二枚目の木の葉の違いは、

ほんのわずかです。

一歩の違いのようなものです。

同じところをぐるぐる回るのか、

新たな旅に出るのかは、

ほんのちょっとの違いなんですね。

 

人生まだまだ長いとすれば、

本当の意味での「はたらく」、その生きがいを求めて、

一歩二歩と踏み出していくことが必要だと思っています。