相変わらず、母からは毎日のように電話がかかってきます。
しかし、先週帰省して以降、かなり落ち着いてきました。
ここ4-5か月、しっかり母に向き合い、関わり続けてきたことには,
意味はあったということだと思います。
膀胱の腫瘍も悪性ではなく、様子見の状態です。
おかげで、それ以外は健康だということがわかりました。
母自身も、いろんなことを思い悩むのではなく、
いま住んでいる楽しいグループホームで、
これからずっと、悩み事なく生きていくということを
かなり認識できてきている感じです。
そして、私自身は、今日、パートの雇用契約に捺印しました。
今週月曜日から3日間、お試しで半日働きに行っていました。
国分寺市にある「キッズクラブ戸倉」という学童保育です。
昨年8月末に定年退職して、
- 普通の会社には勤めたくない
- ライスワークとしての仕事はしたくない
- ライフワークにつながる活動（その時点では無給）を優先したい
- そうはいってもお金は必要
- ライフワークにつながる仕事ならフルに働く
- ライスワークとして割り切るなら、パートで時間の自由度を持たせたい
そう思っていました。
ライフワークとは『SOL Cafe_幸せの栖』だといっても、
なにそれ？という具体性がないままに、
そんなことを思っていたわけです。
それなりに仕事の話はありましたが、うまくいきませんでした。
ライスワーク的にやろうと思っていたこと、たとえば、
- 英語力を活かすもの（幼児英語教室）＊翻訳はイマイチやりたくない
- 大学の事務・在宅秘書業務
- NPO/NGO関係の仕事
は、ことごとく（せいぜい6-7件）うまくいきませんでした。
書類選考で没になります。
私の経歴はかなり仰々しいので、年齢も含めて、
相手が求めている人材とは違っていた、ということなんだと思います。
そうこうしている間に、変化が起こりました。
- 昨年9月に認定を受けたドリマ先生で、小中学校に行くようになった。
- PIECES（NPO）を見つけて、毎週月曜日に、人生のハンデを抱える高校生レベルの学習支援に、ボランティア参加するようになった。
これらをすることが、楽しいと感じています。
そして、今回たまたま見つけたのが、学童保育です。
それまでずっと求人情報は見ていなかったのに、
母のことも一段落つくので、ちょっと見てみようとした中にありました。
そして、すぐに立川のハローワークに行きました。
その場で電話してもらい、2日後には面接に行きました。
履歴書は持っていきましたが、書類の一次選考はなかったのです。
面接に行って、母のための帰省が終わった今週月曜から、
お試しで行くことになりました。
ほかの時給の高い幼児英語教室の2件は、
書類を出しましたが没でした。
キッズクラブ戸倉は、学童が6-8名の少人数です。
小学1-3年生、みんな無邪気ないい子です。
とってもかわいいです。
それでも、障害がある子もいたり、
当然ですが、子どもならではの、いろんなことがあります。
それらすべてが楽しいと感じられます。
すぐに子どもたちにもなじみ、なついてくれてもいます。
わが奥様には、
ミスマッチだとか、学童保育なんて一番向いていない
なんて言われていますが、
私の中には、なんだか秘められたものがあったようです。
実は、10年以上前に、大前研一のBBT「経営塾」を受講しました。
その修了論文で、おもにフィンランド教育の本を読んで学び、
「二つの上流からの教育改革」という大作を書いています。
いま読み直すと、空回りもいいとこだと思いますが、
すごい思い入れで書いていたのはわかります。
その結論として書いたことは、いまでもそうだと思っているので、
それをこれから深めたいと思います。
会社人から社会人への旅立ち後、
「カタリバ」や「アフタースクール」に興味を持ち、若干関わりました。
また、その関連の内容で、昭島市長に手紙を書いたことをきっかけに、
何の役にも立っていませんが、児童福祉審議会市民委員もやっています。
前回のブログにも書きましたが、
「若い人の役に立ちたい」
その想いの方向に、様々な試みが収束してきた感覚があります。
やりたいこと、好きなことは、育むということ。
いつの間にか、そうなってきているのです。
子ども、若い人を健やかに育むためには、
老若男女みんなの力が必要です。
そして、それがうまくいくということは、
社会全体がうまくいくということにもなるのです。
この学童保育は、さいたまがメインで、
国分寺は「キッズクラブ戸倉」を4月にオープンしたばかりです。
7月はすでにシフトが決まっているので、私の実働は8月初めからです。
さいたま、川口方面は、もっと人手が足りない様子なので、
そちら方面にも出かけていくことになると思われます。
これだけでは暮らしていけるお金ではありませんが、これをもって、
最後まで見えていなかった有給の仕事が決まりました。
それもやりたいことをやって、お金をいただけるのです。
もう後ろを振り返ることはありません。
前を向いて、やりたいこと、好きなことだけをやって、
これからの本当の人生を生きていきます。
