さまざまな君たちがいる

5/20(日)第111回最高の居場所ライブ
『新設図書館を活性化させたチームデザイン
~多様性が活き、可能性も伸ばせたチームづくりのコツ~』

 

とってもステキな最高の居場所ライブでしたが、その中でも、

自分のおススメの本をミングル形式で教え合うワークが、

とても印象に残りました。

その場で、私が紹介したのは、

5月14日に投稿した緒方貞子さんの『共に生きるということ』でした。

 

そのあと、おススメしたい本として出てきたのが、

喜多川泰さんの『君と会えたから・・・』と

添付写真の田坂広志さんの『未来を拓く君たちへ』です。

 

田坂広志さん独特で、かつ超一流の言い回し、

それだけではなく、

田坂さんの想いがほとばしる渾身の本だと思います。

 

これを機に、今回それをもう一度読み返しました。

10個を超える付箋がつきました。

これから、FacebookのToday's Tipとしてシェアしていきますが、

かつて読んだ本なので、たぶん過去の引用とダブっていることでしょう。

でもそれでいいのです。

何度見ても聞いても、すばらしいものはすばらしいからです。

 

そのひとつを、ちょっと長いけど、ここに引用します。

 

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「志」とは「未来」に成し遂げるべき何かを見つめること。

しかし、「未来を見つめる」ことと

「未来に心を奪われる」ことは、まったく違うことだ。

 

「志」とは、未来を定かに見つめながらも、

「心」は、この現在、いまこの瞬間にある。

 

しかし、もし我々が、

ただ未来を夢みて、「夢想」するならば、

そのとき、我々の「心」は未来に奪われてしまう。

そして、この現在、いまこの瞬間を、生き切ることができなくなってしまう。

 

同様に、もう一つの落とし穴がある。

「過去」に心を囚われる。

我々が過去を悔いること、過去を嘆くことに時間を使うとき、

我々の「心」は過去に囚われてしまっている。

そして、そのときもまた、我々は、

この現在、いまこの瞬間を、生き切ることができなくなってしまう。

 

では、我々が「志」を抱くとき、持つべき覚悟は何か。

 

過去は無い。

未来も無い。

あるのは、永遠に続く、いまだけだ。

いまを生きよ。

いまを生き切れ。

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私は、この本に出会えてよかったと思えるのです。

しかし、一方ではこう感じています。

 

この本を手に取って、読んで感動し、

感化され、行動を起こす君は恵まれている

ということです。

 

これを読んで、どれだけ多くの君たちが、

「志」を抱いて、いまを生き切ることができるだろう?

  • この本の存在を知らない人がいる
  • 経済的に恵まれていなくて、本を読めない人がいる
  • 精神的に余裕のなくて、辛くて、本を読めない人がいる
  • 忙しくて、本を読めない人がいる
  • 能力が低くて、本を読めない人がいる
  • 物理的に目が見えないので、本を読めない人がいる
  • 障がいを持っていて、本が読めない人がいる
  • 本を読んでも、行動を起こせない人がいる
  • 行動を起こしても、挫折してあきらめる人がいる

そんな人たちに、SOLは何ができるのか?

 

この本を読む、あるいは、

ここに書かれていることで人生が変わっていく、

というたとえで書きましたが、

上述のような人たちが、しっかり「自分の人生」を

生きていくことができるように

できることから、地道にやっていくしかない、

今私はそう思っています。

 

その一つが、5月16日の「よんなー よんなー」なのです。

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