たかがシロツメクサ、されどシロツメクサ

2度目の成人式からつながっています。

あの時以来、これからの成人人生をどう生きるかに向き合い、これまでとは違った行動をしています。最近、ある種のモードに入ってきた感覚があります。このブログの書き方も変わってきたし、このこれから投稿の頻度も少し増えていくかもしれません。

 

前回のブログでは、花の名前を調べてみたことを書いています。これは結構よくて、写真で図鑑をつくろうと思ってやりつつあります。楽しみが増えます。

同じように見えても微妙に違っていたりするので、けっこう大変ではあります。図書館に行って、たいそう分厚い図鑑を見ても、写真が少なくてイラストだったり、文字が多かったりして、なかなか写真に撮ったものが見つかりません。これはネットでも同じです。画像検索もまだ使えないなという感じです。その点ではイライラしたりもしますが、わかりやすいものからやっていくと、楽しそうだということは感じています。

 

前回の投稿で、ヒメジョオンと書いたものは誤りでした。もう一度歩いて確認したのですが、すべてハルジオン(ハルジョオン)でした。よく似ていますが、違います。Wikipediaによると、こうなっています。

 

ハルジオン(春紫花)

・花びらの幅が1mm以下で細い

・背が高い

・花は小さくて多い

・根元がすっきりしている

・茎の真ん中に空洞がある

 

ヒメジョオン(姫女苑)

・花びらの幅は約1.5mm 

・背が低い

・花は大きくて少ない

・根元に葉がある

・茎に空洞がない

 

同じように見えても違っています。花だけ見てもわからなくて、全体や葉や茎やガクなどをしっかり見る必要があります。全体を見て、細部をじっくり見るのです。

このように、よく見ると種類に違いがあることに気づきます。だから、何気なく眺めている草花にも、固有の名前があるのですね。

 

違う種だったら違うのは当然としても、同じ種でも、よく見るとひとつひとつが全部違っています。

あたりまえですが、何一つ同じものはないんです。形のいいもの美しいものもあれば、そうでないものもあります。どちらがいいということではなく、ただ違っているのですね。

 

シロツメクサを見ていて思いました。
全体を見ると同じように見える花も、近づいてみるとそれぞれ違っています。成長の度合いの違いもあるのでしょう。
さらに同じ一つの花でも、横から見るのと上から見るのとでは、違って見えます。

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 そうやって花を見ていると、ほかにも目に入ってくるものがあるんです。けっこう草陰のカメムシのようなものも、見えてきます。

初めて見るテントウムシのような、変わったデザインの甲虫もいました。

外来種かもしれません。植物もそうですが、けっこうはびこっているのは外来種なんですね。

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人間社会でも同じですよね。

まずは、違いをしっかり理解すること、それは相手に関心を向けるということです。そうすれば、きっと見えてくるものがあり、感じるものがあるはずです。見え方にも、深みと広がりができてきそうです。

 

自然を楽しむというのは、ストレス解消など自分の癒しもそうですが、このように、今まで見えなかったものを見る、新たな感動の発見がある、それぞれの違いを知る、そんなことでもあるなと、今回強く感じました。