自然(じねん)を感じるために

最近読んだこの本、『いのちを呼びさますもの』(稲葉俊郎)に、このように書かれていました。「じねん」と「しぜん」の関係は、リーダーの言霊塾でも学んだことです。

 

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古来日本には、「自然(じねん)」という言葉があった。漢字の通り「自ら然る」とは、本来的にそうであること。人為がない、あるがままの在り方を指す言葉である。

こうしたあるがままの「自然(じねん)」の在り方を、あらゆる環境に見出していた日本人は、人と自然は一体のものであるという感覚が強かった。

明治期に西洋語の「Nature」という言葉が入ってきたとき、人間に対して外界を「自然(しぜん)」と翻訳し、もともたあった「自然(じねん)」という言葉を違う呼び方にすることで、西洋の「Nature」を理解したのだ。

「治る」というモデルは、究極的に治療者が直接的に介在しない「自然(じねん)」という状態へと行き着くだろう。

「自然(しぜん)」の中に身を置くと、あるがままの「自然(じねん)」のプロセスが共鳴するように発動し、「治る」プロセスが起きる。こうしたプロセスを本来人間は持っていたはずであるが、無理やり単一の原因にして、因果論で説明しようとすると、実態から外れていってしまうことになる。

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また、このようにもいわれています。

 

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病や症状をきっかけとして行動の変化を強いられた場合は、その意味を真剣に受け止める必要がある。大抵は、本来あるべきところへ戻そうとする体からの要請である。それはせっかくの体からの修正行為であるにもかかわらず、ありとあらゆる手段を使って、頭が、なかったことにして押さえつけてしまう。

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働くことは、楽しいでしょうか?

忙しい、ねばならない、複雑な人間関係等々で、体も精神も疲弊していないでしょうか?

もしそうであれば、体や心に何らかの症状を感じているはずです。それを頭で押さえつけているとすれば、どこかで破綻します。

 

病にまでなれば、生活習慣を大きく変えたり、医者にかかったりということが必要になります。

それほどひどくなくても、本来は根っこのところを変えないといけませんね。すぐにはそうできないとすれば、たまには息抜きして、自然(じねん)を感じる時間を持つことを大事にしてほしいと思います。

 

働くのが楽しいという方は、とても幸せですね。それでも、仕事ばかりしていると、疲れは溜まっていきます。だからそんな人にも、自然(じねん)を感じる時間は大切にしてほしいです。

 

そのために、裏山でSOL Cafe、裏庭でSOL Cafeをやってきました。

名前は変えていますが、「幸せの栖」の趣旨に沿って、これからも自然に触れる企画を継続していきます。

前回もリンクしましたが、今あげているイベントはこちらになります。

SOL Cafe 幸せの栖_新宿御苑を歩く

SOL Cafe_幸せの栖_都会の喧騒を離れて自分を取り戻す時間

 

自然(じねん)を感じるのは、必ずしも自然に触れることだけではないですね。

アロマやお風呂も効果がありますね。

そちらのほうは、私にはわからないので、コラボすることになりました。

楽しみな企画になりましたよ。

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