地に足をつける時間

まだ読みかけですが、こういう本を読んでいます。

 

『もっと「脳にいいこと」だけをやりなさい! 確実に自分を変えていく法』

(マーシー・シャイモフ)

 

そこに書かれていたものを今日のTipで引用しました。

----------------

地に足をつけて生きるための方法は、「目の前にある正しいことに注意を向ける」こと。目まぐるしく移り変わる世界で、これは本当に難しいことです。


生理学者のハンス・セリエ博士は、60年以上前にはじめて「ストレス」という言葉を使いました。注意の焦点の移動を余儀なくされるたび、ちょっとしたストレスが溜まると考えられていました。

現在、平均的なテレビ番組では、視聴率を引き付けておくために、3秒か6秒ごとに場面を切り替えます。セリエ博士ならどう思うでしょう。1分間にざっと10回から20回、つなり、1時間に600回から1,200回焦点が移動するのです。注意力欠陥障害にかかる人が増えているのも当然でしょう。


同時にいくつもの仕事をこなすことがいいことだと思う人がたくさんいますが、米国実験心理学会学会誌で報告された研究によると、同時にたくさんの作業を行うと、ストレスホルモンとアドレナリンが体内に放出されることがわかったそうです。(中略)


ゆっくり一瞬一瞬、自分が体験しているものに注意を向ける練習をすると、地に足がつき、クヨクヨ、あくせくと振り回されることがなくなります。

===========

 

これを読んだとき、まさにその通りだなと思ったのと、もうひとつは、3-6秒に1回場面が変わるなんて誇張ではないかと思いました。しかし、実際見てみると、そうなんですね。意識すると、バラエティでもドラマでもなんでも、コロコロと変わっていきます。

 

最近私はほとんどテレビは観なくなりましたが、逆に、パソコンやタブレット端末の画面を見る時間は半端じゃないですね。目だけではなく、体中に人工的な光を浴び続けているんです。

 

そして、定年退職した今はいいですが、会社に勤めているときは、通勤を含め、ストレスまみれの人生を数十年間過ごしてきました。比較的いい会社環境で自分のやりたいことができた方なので、私はラッキーでしたが、やらされ感の中で苦しみ悩みながら働いている人が多いのではないでしょうか。

 

そんな日常を一気に変えることは難しいですが、そんな中でも地に足をつける時間を持つことは大切です。

 

だからこれまで、裏山でSOL Cafe、裏庭でSOL Cafeを企画実行してきました。

暖かくなってきたので、これからもやっていこうと思い、2つのイベントを企画しました。

SOL Cafe 幸せの栖_新宿御苑を歩く

SOL Cafe_幸せの栖_都会の喧騒を離れて自分を取り戻す時間

 

これを機に、裏山も裏庭もSOL Cafe_幸せの栖の中に位置づけ、「8つの部屋」としたものを「8つの行動」に、名称変更しました。部屋だと、一つ一つの箱に分けるという感じですが、実際には、やることがどこかの箱に収まるということがないからです。

たとえば、裏山を歩くというのは、自然を楽しむ、健康をつくる、今ここを感じる、感謝が溢れる、そのどれでもあるからです。

 

これまで参加した人やお話しした人の多くが、自然に親しむことの大切さを感じていて、機会があれば参加したいということを言われていました。私も好きなことなので、これからも企画していきます。

f:id:solcafe:20180309090304j:plain