お金が活きるということ②

初日の夕食会の席で、参加者一人一人が、自己紹介を兼ねて話したり、質問したりしました。私は、順番上大トリになったのですが、聞いてみたいことがありました。

 

はたらく目的は何ですか?

 

社長秘書、人事総務・営業のリーダーの3人と井上社長がおられました。


3人の従業員の方々から出たのは、異口同音に、「お金(生活)のため」「家族のため」ということでした。

 

井上社長が最後におっしゃったのは、「魂の浄化」でした。

 

ギリシャのオリンポスの神さまなど西洋の神さまは、遊び惚けています。
アダムとイブのはなしでも、労働は罰なんですね。
それにたいして、日本の神さまは例外なくみんな「はたらく」をしています。
すなわち、日本においては、「はたらく」は「生きる」と同じ意味なんだと思います。

「魂の浄化」は、そういうところから来ているのでしょう。

 

伊那食の従業員は、「会社ではたらく」ことで、「幸せに生きる」を体現しています。
自分たちが「はたらく」ことで、自分自身や家族、会社の同僚や地域の人たち、そしてお客様が喜ぶわけです。

 

私は、『かんてん』関連商品が、伊那食の唯一無二の商品であるということが、すごい重要な意味を持っていると思えます。この会社にあって、この商品です。会社で「はたらく」ことで、出来上がってくるものが、お客様の健康のためにとても役立つ『かんてんぱぱ』なのです。

 

そう思ったとき、3人の方が言われた、「はたらく目的」が腑に落ちた感じがしたのです。


自分たちが「はたらく」ことで、世の中の人の健康に役立ち、そのおかげで「生きたお金」がいただける、それで家族と共に幸せに生きることができるのです。

変に崇高な目的はいらない、それだけで「充分」なのです。

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