人は血管とともに老いる ③

「老いるほど血管が癒よくなる健康法」(南和友)で、血管や循環のしくみを勉強してみます。

 

  • 日本人の死因第1位は、がん。第2位は心疾患、第3位は肺炎、第4位は脳血管疾患で、循環器疾患が半分を占めている。
  • 動脈硬化の進行具合を見れば、肝臓、腎臓、胃腸、手足など身体全体がどのくらい機能しているかがわかる。
  • 血液がドロドロになると血管が詰まり、その先にある器官(臓器)に十分な栄養がいかず、働きが鈍くなる。
  • 脳と心臓を除く血管には再生力があり、血液をサラサラにすることで、詰まっていた血管に再び血液が流れだし、身体も活性化する。
  • 静脈の血液は、肝臓で7割ほど解毒され、右側の心臓に戻ったら、肺で酸素交換されたあと、左側の心臓に戻り、残りの3割は動脈を通って腎臓に運ばれる。そこで解毒されて、最後に尿として排泄される。
  • 肝臓で解毒した老廃物は、胆嚢で濃縮されて十二指腸に流れる。
  • 十二指腸肺の出口とつながっているため、胃液により消化された食べ物も流れてきて、胆汁、膵液が一緒に混じり合う。
  • 老廃物と消化物は、十二指腸から腸に入り、タンパクなどの栄養素が血液に再吸収されて、残りが便として体外へ排泄される。
  • 血液は21日間でつくられ、皮膚は30-50日、筋肉は200日、最も時間のかかる骨でも、2‐3年で生まれ変わる。
  • 動脈は高い圧にも耐えられるように、内膜、中膜(筋肉層)、外膜の三重構造になっている。静脈は二重構造。筋肉層がない代わりに、10-12cmの感覚で弁がついている。

ちょっと長いので、続きは次回にします。