血管と血液をきれいにするのがハーブ・デトックス。
それに相通じるものがあって、興味を持って読んだこの本ですが、言い切る明快さが心地よい感じです。
森下敬一博士、御茶ノ水クリニック、森下自然療法は、そこそこの実績を納めているようです。
私も、ハーブデトックスに接しなければ、こんなことを調べてみる気にはならなかったでしょう。
いい悪いは、しっかり自分で見極める必要がありますが、世の中の常識とかいうものに惑わされた偏見ではなく、素直な目で見ることがまず大切だと感じています。
本から少し引用します。
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人はなぜガンなどの病気になるのでしょうか?
実は病気や体調不良の原因は、すべて「血液」にあります。
そして、そこには必ず食生活が関係しています。
生体というものは、日々口にする食べ物から血液ができ、血球から体細胞がつくられています。
このプロセスに基づけば、逆に食事を変えることで、身体の細胞を活性化して病気を避けたり、病気の原因となった血液の汚れをきれいにして治したりできる、ということでもあります。
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森下自然医学では、ガンという病気は「血液の汚れを原因とする全身病である」と考えます。したがって、現代医学のように外科手術などで患部だけ取り除いても、原因である汚れた血液を放置したままでは治らない、というのが森下医学の考えなのです。
放射線治療や抗がん剤に至っては、逆にガンを悪化させてしまいます。
ご承知のように放射線は健康な細胞のDNAをも傷つけ、かえってがんのリスクを高めます。発がん性があるということです。
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一般のガン細胞は分裂するのではなく「血球が融合して増殖」しています。健康な体細胞も血球の融合によって形成されますが、それと全く同じです。
ではなぜ、健康な細胞ではなく、ガン細胞が生み出されてしまうのでしょうか。
それは種々の有害物質によって血液が汚された場合に血球の性状が異常化し、正常な細胞ではなく病的細胞であるガン細胞をこしらえてしまうからです。
事実、血液が汚れると体内組織のあちこちに炎症が起こりやすくなります。その炎症が発生した場合では、有害物質で汚れた赤血球やリンパ球が集まっていて、それらがガン細胞に発展しやすくなるのです。
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森下医学では、血液は腸で造られると明確に言っています。食べたものが血となり肉となるわけです。
森下医学では玄米と塩で体質を改善しますが、血管と血液と腸をきれいにするハーブ・デトックスは、この見方からも理にかなっているといえます。