いくつになっても、はじめる

日野原重明さんの本を、3冊続けて読んでみた。いい言葉が満載だ。

特にこの本は、タイトル自体がTipになる。

ここ数日で、FacebookのSOL CafeページのToday's Tipの日野原さんのネタが10個を超えている。それ以外にもたくさんあるので、さてどうしよう?

これからもたぶん増えていくいい言葉のストック、嬉しい悲鳴状態になってきた。

 

この本の中に、このマルティン・ブーバーの言葉が引用されていた。

 

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年老いているということは、もし人が「はじめる」ということの真の意味を忘れていなければ、すばらしいことである。

これを、この老いた人は高齢に達してはじめて、根本的に学びとっていたのだ。彼の物腰は若くなく、年相応には老いていたが、しかし若々しい、「はじめる」ということを知っている仕方が老いていないのだ。

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生まれてから学校に通う時代を第1の人生、主に会社で仕事を得て自活している時代を第2の人生とすれば、会社を離れてからの人生は第3の人生となる。

 

残念ながら、多くのサラリーマンは、第2の人生を人生のすべてだと勘違いしている。

会社を定年退職すると、ある意味途方に暮れてしまう人が多いのではないだろうか。私の同期や同僚は、みんなそのように見える。

でも、最近の余命から見れば、還暦は人生の3分の2に過ぎない。

この年齢で希望がないと、早く要介護状態になってしまう。

だからこそ、健康でいきいきと、還暦後の人生を生きることが、これからとっても大事になる。

 

これまで、そこまでは思っていなかったが、そういう還暦後の人が増えていくことが、多くの人が人間らしい豊かな人生を送ることにもなり、また社会的なコスト削減にもつながる。

 

それは、個人個人の得意なことを活かすこと。

それができるのが、共創を生み出す部屋なのかもしれない、今日そんな気づきがあった。

 

その意味では、もっと前からがいいのだが、還暦前後に「はじめる」ことが増えるのがいい。そのきっかけになるのが、SOL Cafe_幸せの栖だとすれば、とっても嬉しいなと思えるのである。

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