自分が幸せであると感じるためには、まず「自分とは何かを知る」必要があると思っている。
そう思うのは、自分の転機となった経験に加え、数年前、就活のお手伝いをしていた時、見よう見まねでやった「人生曲線」の体験があるから。
初参加の時、たまたま学生さんが一人で、社会人が二人だったこともあって、学生さんに自分の人生曲線を描いてもらって、じっくり時間をかけて対話することができた。
気がつくと3時間近くが過ぎていた。
その本人の最初の印象と、話しの後半に差し掛かったときの印象とは、まったく変わっていて、まるで別人のように感じられた。
人生と言っても、学生さんなのでわずか20年かそこらだが、その中にも山があり、谷もある。特に谷から上昇カーブに移るときに、かなりすごい地力を発揮していたと感じた。
話しを聞いていると、こちらにはそれがわかるのだが、本人はそのすごさを認識していないのである。それを認識したとき、何かしら自信めいたものが芽生えてくる。
その後も、私はこれだと思い、接する学生さんのほとんどと、この人生曲線の対話を行った。例外なく、みんな光るものを持っているのに、気づいていない。
それに気づくと、就活の面接でも、ありきたりの美辞麗句ではなく、自分の腹から、具体的な自分というものを表現できるようになる。
自分の力を本人が認識できれば、自己肯定感が高まっていく。
自己肯定感が高まると自己効力感も生まれてくる。
昨年、ご縁で『育自のための小さな魔法』を知ることになり、今年の1-3月でファシリテーター養成塾を受講し、修了した。最初に、その存在と趣旨を聞いたときに、直観は「これだ!」と言っていた。
「育自のための小さな魔法」はこの3部で構成されている。
Part1 自分の人生を語る
Part2 自分の好きなことを語る
Part3 自分の未来を語る
Part1がまさに、自分を知るということ。
“ライフライン”と呼ばれている人生曲線を描いて、それを語り、フィードバック、ほめほめシャワーを浴びることで、自己肯定感が高まっていく。
「育自のための小さな魔法」のワークショップを実施していきながら、「SOL Café_幸せに生きる部屋」でも、ライフライン、SOLふうに言えばライフジャーニーは、とても大切なものになる。
さらに、未来を語るのパートは、「未来を語る部屋」の大切なものになる。